「 スッタニパータ 」 一覧
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スッタニパータ【第3 大いなる章】7、セーラ
わたくしが聞いたところによると、ある時、師は大勢の修行僧千二百五十人と共にアングッタラーパという地方を遍歴して、アーバナと名づけるアングッタラーパのある町に入られた。結髪の行者ケーニヤはこういうこと ...
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スッタニパータ【第3 大いなる章】8、矢
574 この世における人々の命は、定まった相なく、どれだけ生きられるかも解らない。いたましく、短くて、苦悩をともなっている。 575 生まれたものは、死を遁れる道がない。老いに達しては、死ぬ。実に生あ ...
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スッタニパータ【第3 大いなる章】9、ヴァーセッタ
0202/05/28 -仏教を本気で学ぶ
02月04日, う, そのままを理解する, コーサラ国, ジャーヌッソーニ・バラモン, スッタニパータ, タールッカ・バラモン, チャンキン・バラモン, トーデーヤ・バラモン, バーラドヴァージャ青年, ポッカラサーティ・バラモン, ヴァーセッタ青年, 自分の考えを改めるべき場面, 重要な話わたくしが聞いたところによると、ある時、尊き師(ブッダ)はコーサラ国にあるイッチャーナンガラ村のイッチャーナンガラ林に住んでおられた。その時、多くの著名な大富豪であるバラモンたちがイッチャーナンガラ村 ...
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スッタニパータ【第3 大いなる章】10、コーカーリヤ
わたしが聞いたところによると、ある時、尊き師(ブッダ)は、サーヴァッティーのジェータ林にある孤独な人々に食を給する長者の園におられた。その時、修行僧コーカーリヤは師のおられるところに赴いた。そうして ...
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スッタニパータ【第3 大いなる章】11、ナーラカ
[ 序 ] 679 よろこび楽しんでいて清らかな衣をまとう三十の神々の群と帝釈天とが、恭しく衣をとって極めて讃嘆しているのを、アシタ仙は日中の休息の時に見た。 680 心喜び踊りあがっている神々を見 ...
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スッタニパータ【第3 大いなる章】12、二種の観察
0202/05/28 -仏教を本気で学ぶ
02月07日, に, コーサラ国, スッタニパータ, ミガーラ, ヴィサーカー, 世間の物差しで考えない, 分かったと思ったことはそのままにせず様々な点から考え直す, 布薩, 重要な話わたしが聞いたところによると、ある時、尊師は、サーヴァッティー郊外の東園にあるミガーラ長者の母の宮殿の内にとどまっておられた。その時、尊師(ブッダ)はその定期的集会(布薩)の日、十五日、満月の夜に、 ...
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スッタニパータ【第4 八つの詩句の章】1、欲望
0202/05/28 -仏教を本気で学ぶ
02月08日, その時その時を大事にする, よ, スッタニパータ【 第4 八つの詩句の章 】 1、欲望 766 欲望をかなえたいと望んでいる人が、もしも上手くゆくならば、彼は実に人間の欲するものを得て、心に喜ぶ。 767 欲望をかなえたいと望み貪欲の生じた人が、も ...
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スッタニパータ【第4 八つの詩句の章】2、洞窟についての八つの詩句
772 窟(身体)の内にとどまり、執著し、多くの煩悩に覆われ、迷妄の内に沈没している人、このような人は、実に遠ざかり離れること(厭離)から遠く隔たっている。実に世の中にありながら欲望を捨て去ることは、 ...
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スッタニパータ【第4 八つの詩句の章】3、悪意についての八つの詩句
0202/05/28 -仏教を本気で学ぶ
02月10日, あ, どんな聞き方をすればいいか, どんな言葉で話せばいいか, スッタニパータ, 徳が外にあらわれるということ780 実に悪意をもって他人をそしる人々もいる。また他人から聞いたことを真実だと思って他人をそしる人々もいる。そしる言葉が起こっても、聖者はそれに近づかない。だから聖者は何ごとにも心のすさむことがない ...
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スッタニパータ【第4 八つの詩句の章】4、清浄についての八つの詩句
0202/05/28 -仏教を本気で学ぶ
02月11日, し, スッタニパータ, 自分の考えを改めるべき場面788 「最上で無病の、清らかな人をわたくしは見る。人が全く清らかになるのは見解による」と、このように考えることを最上であると知って、清らかなことを観ずる人は、見解を、最上の境地に達し得る智慧であると ...
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スッタニパータ【第4 八つの詩句の章】5、最上についての八つの詩句
796 世間では、人は諸々の見解の内で勝れているとみなす見解を「最上のもの」であると考えて、それよりも他の見解は全て「つまらないものである」と説く。それ故に彼は諸々の論争を超えることがない。 797 ...
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スッタニパータ【第4 八つの詩句の章】6、老い
804 ああ短いかな、人の生命よ。百歳に達せずして死す。たといそれよりも長く生きたとしても、また老衰のために死ぬ。 805 人々は「我がものである」と執著したもののために悲しむ。自己の所有しているもの ...
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スッタニパータ【第4 八つの詩句の章】7、ティッサ・メッテイヤ
0202/05/28 -仏教を本気で学ぶ
02月14日, て, スッタニパータ, ティッサ・メッテイヤ814 ティッサ・メッテイヤさんが言った、「きみよ。婬欲の交わりにふける者の破滅を説いてください。あなたの教えを聞いて、我らも独り離れて住むことを学びましょう。」 815 師(ブッダ)は答えた、「メッ ...
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スッタニパータ【第4 八つの詩句の章】8、パスーラ
824 彼らは「ここにのみ清らかさがある」と言い張って、他の諸々の教えが清らかでないと説く。「自分が依拠しているもののみを善である」と説きながら、それぞれ別々の真理に固執している。 825 彼らは論議 ...
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スッタニパータ【第4 八つの詩句の章】9、マーガンディヤ
835 師(ブッダ)は語った、「我は昔、悟りを開こうとした時に、愛執と嫌悪と貪欲という三人の悪女を見ても、彼らと婬欲の交わりをしたいという欲望さえも起らなかった。糞尿に満ちたこの女がそもそも何者なのだ ...
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スッタニパータ【第4 八つの詩句の章】10、死ぬよりも前に
848 「どのように見、どのような戒律を保つ人が「安らかである」と言われるのか?ゴータマ(ブッダ)よ。おたずねしますが、その最上の人のことをわたくしに説いてください。」 849 師は答えた「死ぬよりも ...
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スッタニパータ【第4 八つの詩句の章】11、争闘
862 「争闘と争論と悲しみと憂いと物惜しみと慢心と傲慢と悪口(八つの煩悩)とは、どこから現われ出たのですか?これはどこから起こったのですか?どうか、それを教えてください。」 863 「争闘と争論と悲 ...
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スッタニパータ【第4 八つの詩句の章】12、並ぶ応答 ─ 小篇
0202/05/28 -仏教を本気で学ぶ
02月19日, どんな言葉で話せばいいか, な, スッタニパータ, 分かったと思ったことはそのままにせず様々な点から考え直す878 世の学者たちはめいめいの見解に固執して、互いに異なった執見をいだいて争い、みずから真理への熟達者であると称して、様々に論ずる。「このように知る人は真理を知っている。これを非難する人はまだ不完全 ...
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スッタニパータ【第4 八つの詩句の章】13、並ぶ応答 ─ 長篇
0202/05/28 -仏教を本気で学ぶ
02月20日, な, スッタニパータ, 何を基準に物事を見ているか895 これらの偏見を固執して、「これのみが真理である」と説き伝える人々、彼らは全て他人からの非難を招く。また、それについて一部の人々から称賛を博するだけである。 896 たとえ称賛を得たとしてもそれ ...
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スッタニパータ【第4 八つの詩句の章】14、迅速
0202/05/28 -仏教を本気で学ぶ
02月21日, し, スッタニパータ, 世間の物差しで考えない, 自分の考えを改めるべき場面, 重要な話915 問うていわく「太陽の裔である偉大な仙人(ブッダ)、あなたに、遠ざかり離れることと平安の境地とをおたずねします。修行者はどのように観じて、世の中のものを執することなく、安らいに入るのですか?」 ...
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スッタニパータ【第4 八つの詩句の章】15、武器を執ること
935 殺そうと争闘する人々を見よ。武器を執って打とうとしたことから恐怖が生じたのである。わたくしがぞっとしてそれをいとい離れたその衝撃を宣べよう。 936 水の少ないところにいる魚のように、人々がふ ...
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スッタニパータ【第4 八つの詩句の章】16、サーリプッタ
0202/05/28 -仏教を本気で学ぶ
02月23日, さ, どんな聞き方をすればいいか, どんな言葉で話せばいいか, ひたすら坐禅することの重要性, サーリプッタ, スッタニパータ, 仏祖になった人の生き方, 兜率天, 物質的に豊かではない事のメリット955 サーリプッタさんが言った、 「わたくしは未だ見たこともなく、また誰からも聞いたこともない。このように言葉美わしき師(ブッダ)、衆の主がトゥシタ天から来りたもうたことを。 956 眼ある人(ブッ ...
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スッタニパータ【第5 彼岸にいたる道の章】1、序
0202/05/28 -仏教を本気で学ぶ
02月24日, し, ひ, オッカーカ王, カピラヴァストゥ, クシナガラ, コーサラ国, スッタニパータ, マガダ国, ヴァイシャリ, 学生アジタ, 学生ウダヤ, 学生ウバシーヴァ, 学生カッパ, 学生ジャトゥカンニン, 学生ティッサ・メッテイヤ, 学生トーデイヤ, 学生ドータカ, 学生ナンダ, 学生バドラーヴダ, 学生ビンギヤ, 学生プンナカ, 学生ヘ-マカ, 学生ポーサーラ, 学生メッタグー, 学生モーガラージャ【 第5 彼岸にいたる道の章 】 1、序 976 明呪(ヴェーダ)に通じたバラモン(バーヴァリ)は、無所有の境地を得ようと願って、コーサラ族の美しい都から、南国(デカン高原)へとやってきた。 977 ...
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スッタニパータ【第5 彼岸にいたる道の章】2、学生アジタの質問
1032 アジタさんがたずねた、 「世間は何によって覆われているのですか?世間は何によって輝かないのですか?世間をけがすものは何ですか?世間の大きな恐怖は何ですか?それを説いてください。」 1033 ...
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スッタニパータ【第5 彼岸にいたる道の章】3、学生ティッサ・メッテイヤの質問
0202/05/28 -仏教を本気で学ぶ
02月26日, て, スッタニパータ, 学生ティッサ・メッテイヤ1040 ティッサ・メッテイヤさんがたずねた、 「この世で満足している人は誰ですか?動揺することがないのは誰ですか?両極端を知り尽くして、よく考えて、両極端にも中間にも汚されることがない、聡明な人は誰 ...
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スッタニパータ【第5 彼岸にいたる道の章】4、学生プンナカの質問
1043 プンナカさんがたずねた、 「動揺することなく根本を達観せられたあなたに、おたずねしょうと思って、参りました。仙人や常の人々や王室やバラモンは、何の故にこの世で盛んに神々に犠牲を捧げたのですか ...
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スッタニパータ【第5 彼岸にいたる道の章】5、学生メッタグーの質問
1049 メッタグーさんがたずねた、 「先生!あなたにおたずねします。このことをわたしに説いてください。あなたはヴェーダの達人、心を修養された方だとわたくしは考えます。世の中にある種々様々な、これらの ...
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スッタニパータ【第5 彼岸にいたる道の章】6、学生ドータカの質問
1061 ドータカさんがたずねた、「先生! わたくしはあなたにおたずねします。このことをわたくしに説いてください。偉大な仙人さま。わたくしはあなたのお言葉を頂きたいのです。あなたのお声を聞いて、自分の ...
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スッタニパータ【第5 彼岸にいたる道の章】7、学生ウバシーヴァの質問
1069 ウバシーヴァさんがたずねた、 「釈迦族の方よ。わたしは、独りで他のものに頼ることなくして大きな煩悩の激流を渡ることは出来ません。わたしが頼ってこの激流を渡り得る拠り所をお説きください。あまね ...
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スッタニパータ【第5 彼岸にいたる道の章】8、学生ナンダの質問
1077 ナンダさんがたずねた、 「世間には諸々の聖者がいると世人は語る。それはどうしてですか?世人は知識を持っている人を聖者と呼ぶのですか?あるいは簡素な生活を送る人を聖者と呼ぶのですか?」 107 ...
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スッタニパータ【第5 彼岸にいたる道の章】9、学生ヘ-マカの質問
1084 ヘーマカさんがたずねた、 「かつてゴータマ(ブッダ)の教えよりも以前に昔の人々が『以前にはこうだった』『未来はこうなるであろう』といってわたしに説き明かしたことは、全て伝え聞くにすぎません。 ...
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スッタニパータ【第5 彼岸にいたる道の章】10、学生トーデイヤの質問
1088 トーデイヤさんがたずねた、 「諸々の欲望のとどまることなく、もはや妄執が存在せず、諸々の疑惑を超えた人、彼らはどのような解脱を求めたらよいのですか?」 1089 師(ブッダ)は答えた、 トー ...