「 お釈迦様(ブッダ) 」 一覧

五比丘(ごびく)

五比丘とは、成道以前のブッダとウルヴェーラの苦行林(前正覚山)で6年間の修行を行なった5人の修行者であり、ブッダがブッダガヤで成道後にはじめて教えを説いた(初転法輪)相手も彼らだといわれています。 ブ ...

初転法輪(しょてんぼうりん)

初転法輪とは、仏(ブッダ)が成道後、はじめて教えを説いた時のことをいいます。その場所は、インドのバラナシ(ベナレス)の北方約10kmに位置するサールナートの鹿野苑で、その教えを聞いたのは五比丘だと伝え ...

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八正道(はっしょうどう)

八正道とは、①正見(正しい見解)、②正思惟(正しい決意、正しい思い)、③正語(正しい言葉)、④正業(正しい行為)、⑤正命(正しい生活)、⑥正精進(正しい努力)、⑦正念(正しい思念、正しい気づかい)、⑧ ...

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四諦/四聖諦(したい/ししょうたい)

四諦とはブッダの説いた4つの真理「苦諦」「集諦」「滅諦」「道諦」のことです。この四諦において、生きていることは「苦」であるという考えを具体的に示し、「苦」からの解放を説いています。「四諦」の「諦」とい ...

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カピラヴァストゥ - ブッダが王子として過ごした地(カピラ城)

  カピラヴァストゥとは、釈迦族の都であり城で、お釈迦様が生後から出家するまで王子として過ごした地として仏典等に出てきます。ブッダ入滅後1000年ほどは仏教徒の巡礼の地であったようですが、仏 ...

ブッダ最後の旅 - 大パリニッバーナ経

【 第1章 】 1、鷲の峰にて 1 わたしはこのように聞いた。 ある時、尊師は王舎城の鷲の峰(霊鷲山)におられた。 その時、マガダ国王アジャータシャトル(阿闍世)は、ヴァッジ族を征服しようと欲していた ...

仏陀(ブッダ)

仏陀(ブッダ)とは、Buddha の音写で、悟った人という意味です。歴史的には、実在したお釈迦様のことを意味します。仏、ぶつ、ほとけ、とも呼ばれる他、如来十号には、如来・応供・正遍知・明行足・善逝・世 ...

「正法眼蔵」出家功徳(しゅっけくどく)

龍樹菩薩言、 問曰、若居家戒、得生天上、得菩薩道、亦得涅槃。復何用出家戒(問うて曰く、居家戒の若きは、天上に生ずることを得、菩薩の道を得、亦た涅槃を得。復た何ぞ出家戒を用ゐんや)。 答曰、雖倶得度、然 ...

『伝光録』(でんこうろく)

正安元(1299)年、加賀の大乗寺に戻り、正安2(1300)年、義介禅師の代理として大乗寺の修行僧に対し釈尊以来五十三祖の機縁を提唱し、後に『伝光録』としてまとめられます。 坐禅・仏法が釈尊からインド ...

「正法眼蔵」供養諸仏(くようしょぶつ)

仏言、 若無過去世(若し過去世無くんば)、 応無過去仏(応に過去仏無かるべし)。 若無過去仏(若し過去仏無くんば)、 無出家受具(出家受具無けん)。 あきらかにしるべし、三世にかならず諸仏ましますなり ...

「正法眼蔵」帰依仏法僧(きえぶっぽうそう)

禅苑清規曰、敬仏法僧否(仏法僧を敬ふや否や)。一百二十門第一 あきらかにしりぬ、西天東土、仏祖正伝するところは、恭敬仏法僧なり。帰依せざれば恭敬せず、恭敬せざれば帰依すべからず。この帰依仏法僧の功徳、 ...

「正法眼蔵」発菩提心(ほつぼだいしん)

おほよそ、心三種あり。 一者質多心、此方称慮知心(一つには質多心、此の方に慮知心と称ず)。 二者汗栗多心、此方称草木心(二つには汗栗多心、此の方に草木心と称ず)。 三者矣栗多心、此方称積聚精要心(三つ ...

「正法眼蔵」八大人覚(はちだいにんがく)

諸仏是大人也、大人之所覚知、所以称八大人覚也。覚知此法、為涅槃因(諸仏は是れ大人也。大人の覚知する所、所以に八大人覚と称ず。此の法を覚知するを、涅槃の因と為)。 我本師釈迦牟尼仏、入般涅槃夜、最後之所 ...

「正法眼蔵」出家(しゅっけ)

禅苑清規云、三世諸仏、皆曰出家成道。西天二十八祖、唐土六祖、伝仏心印、尽是沙門。蓋以厳浄毘尼、方能洪範三界。然則、参禅問道、戒律為先。既非離過防非、何以成仏作祖 (禅苑清規に云く、三世諸仏、皆な出家成 ...

「正法眼蔵」他心通(たしんつう)

西京光宅寺慧忠国師者、越州諸曁人也。姓冉氏。自受心印、居南陽白崖山党子谷、四十余祀。不下山門、道行聞于帝里。唐肅宗上元二年、勅中使孫朝進賚詔徴赴京。待以師礼。勅居千福寺西禅院。及代宗臨御、復迎止光宅精 ...

「正法眼蔵」安居(あんご)

先師天童古仏、結夏小参云、平地起骨堆、虚空剜窟籠。驀透両重関、拈却黒漆桶(先師天童古仏、結夏の小参に云く、平地に骨堆を起し、虚空に窟籠を剜る。驀に両重の関を透すれば、黒漆桶を拈却せり)。 しかあれば、 ...

「正法眼蔵」神通(じんづう)

かくのごとくなる神通は、仏家の茶飯なり、諸仏いまに懈倦せざるなり。これに六神通あり、一神通あり。無神通あり、最上通あり。朝打三千なり、暮打八百なるを為体とせり。与仏同生せりといへども仏にしられず、与仏 ...

「正法眼蔵」大修行(だいしゅぎょう)

洪州百丈山大智禅師[嗣馬祖、諱懐海]、凡参次、有一老人、常隨衆聴法。大衆若退、老人亦退。忽一日不退(洪州百丈山大智禅師[馬祖に嗣す、諱は懐海]、凡そ参次に一りの老人有つて、常に衆に隨つて聴法す。大衆若 ...

「正法眼蔵」三十七品菩提分法(さんじゅうしちほんぼだいぶんぽう)

古仏の公案あり、いはゆる三十七品菩提分法の教行証なり。昇降階級の葛藤する、さらに葛藤公案なり。喚作諸仏なり、喚作諸祖なり。 四念住 四念処とも称ず 一者、観身不浄 二者、観受是苦 三者、観心無常 四者 ...

「正法眼蔵」三昧王三昧(ざんまいおうざんまい)

驀然として尽界を超越して、仏祖の屋裏に太尊貴生なるは、結跏趺坐なり。外道魔儻の頂を踏飜して、仏祖の堂奥に箇中人なることは結跏趺坐なり。仏祖の極之極を超越するはただこの一法なり。このゆゑに、仏祖これをい ...

「正法眼蔵」如来全身(にょらいぜんしん)

爾時、釈迦牟尼仏、住王舎城耆闍崛山、告薬王菩薩摩訶薩言、薬王、在々処々、若説若読、若誦若書、若経巻所住之処、皆応起七宝塔、極令高広厳飾。不須復安舎利、所以者何。此中已有如来全身、此塔応以一切華香瓔珞、 ...

「正法眼蔵」発菩提心(ほつぼだいしん)

西国高祖曰、雪山喩大涅槃(雪山を大涅槃に喩ふ)。 しるべし、たとふべきをたとふ。たとふべきといふは、親曽なるなり、端的なるなり。いはゆる雪山を拈来するは喩雪山なり。大涅槃を拈来する、大涅槃にたとふるな ...

「正法眼蔵」祖師西来意(そしせいらいい)

香厳寺襲燈大師[嗣大潙、諱智閑]示衆云、如人千尺懸崖上樹、口㘅樹枝、脚不蹈樹、手不攀枝。樹下忽有人問、如何是祖師西来意。当恁麼時、若開口答他、即喪身失命、若不答他、又違他所問。当恁麼時、且道、作麼生即 ...

「正法眼蔵」法性(ほっしょう)

あるいは経巻にしたがひ、あるいは知識に従うて参学するに、無師独悟するなり。無師独悟は、法性の施為なり。たとひ生知なりとも、かならず尋師訪道すべし。たとひ無生知なりとも、かならず功夫弁道すべし。いづれの ...

「正法眼蔵」見仏(けんぶつ)

釈迦牟尼仏、告大衆言、若見諸相非相、即見如来。 いまの見諸相と見非相と、透脱せる体達なり。ゆゑに見如来なり。この見仏眼すでに参開なる現成を見仏とす。見仏眼の活路、これ参仏眼なり。 自仏を他方にみ、仏外 ...

「正法眼蔵」十方(じっぽう)

拳頭一隻、只箇十方なり。赤心一片、玲瓏十方なり。敲出骨裏髓了也(骨裏の髓を敲出し了れり)。 釈迦牟尼仏、告大衆言、十方仏土中、唯有一乗法。 いはゆる十方は、仏土を把来してこれをなせり。このゆゑに、仏土 ...

「正法眼蔵」梅華(ばいか)

先師天童古仏者、大宋慶元府太白名山天童景徳寺第三十代堂上大和尚なり。 上堂示衆云、天童仲冬第一句、槎々牙々老梅樹。忽開花一花両花、三四五花無数花。清不可誇、香不可誇。散作春容吹草木、衲僧箇清頂門禿。驀 ...

「正法眼蔵」面授(めんじゅ)

爾時釈迦牟尼仏、西天竺国霊山会上、百万衆中、拈優曇花瞬目。於時摩訶迦葉尊者、破顔微笑。(爾の時に釈迦牟尼仏、西天竺国霊山会上、百万衆の中にして、優曇花を拈じて瞬目したまふ。時に摩訶迦葉尊者、破顔微笑せ ...

「正法眼蔵」無情説法(むじょうせっぽう)

説法於説法するは、仏祖附嘱於仏祖の見成公案なり。この説法は法説なり。有情にあらず、無情にあらず。有為にあらず、無為にあらず。有為無為の因縁にあらず、従縁起の法にあらず。 しかあれども、鳥道に不行なり、 ...

「正法眼蔵」仏道(ぶつどう)

曹渓古仏、あるとき衆にしめしていはく、慧能より七仏にいたるまで四十祖あり。 この道を参究するに、七仏より慧能にいたるまで四十仏なり。仏々祖々を算数するには、かくのごとく算数するなり。かくのごとく算数す ...

「正法眼蔵」仏経(ぶっきょう)

このなかに、教菩薩法あり、教諸仏法あり。おなじくこれ大道の調度なり。調度ぬしにしたがふ、ぬし調度をつかふ。これによりて、西天東地の仏祖、かならず或従知識、或従経巻の正当恁麼時、おのおの発意、修行、証果 ...

「正法眼蔵」諸法実相(しょほうじっそう)

仏祖の現成は究尽の実相なり。実相は諸法なり。諸法は如是相なり、如是性なり。如是身なり、如是心なり。如是世界なり、如是雲雨なり。如是行住坐臥なり、如是憂喜動静なり。如是挂杖払子なり、如是拈花破顔なり。如 ...



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