「 大満弘忍 」 一覧

「正法眼蔵」伝衣(でんえ)

仏々正伝の衣法、まさに震旦に正伝することは、少林の高祖のみなり。高祖はすなはち釈迦牟尼仏より第二十八代の祖師なり。西天二十八代、嫡々あひつたはれ、震旦に六代、まのあたりに正伝す。西天東地都盧三十三代な ...

『伝光録』第三十二祖。大満禅師。

【本則】 第三十二祖。大満禅師。於黄梅路上逢参十一祖。祖問曰。汝何姓。師曰。性即有。不是常姓。祖曰。是何姓。師曰。是仏性。祖曰。汝無姓耶。師曰。性空故無。祖黙識其法器。伝附法衣。 【機縁】 師者蘄州黄 ...

「正法眼蔵」発菩提心(ほつぼだいしん)

西国高祖曰、雪山喩大涅槃(雪山を大涅槃に喩ふ)。 しるべし、たとふべきをたとふ。たとふべきといふは、親曽なるなり、端的なるなり。いはゆる雪山を拈来するは喩雪山なり。大涅槃を拈来する、大涅槃にたとふるな ...

「正法眼蔵」春秋(しゅんじゅう)

洞山悟本大師、因僧問、寒暑到来、如何回避(寒暑到来、如何が回避せん)。 師云、何不向無寒暑処去(何ぞ無寒暑の処に向つて去らざる)。 僧云、如何是無寒暑処(如何ならんか是れ無寒暑処)。 師云、寒時寒殺闍 ...

「正法眼蔵」行持(ぎょうじ)下

真丹初祖の西来東土は、般若多羅尊者の教勅なり。航海三載の霜華、その風雪いたましきのみならんや、雲煙いくかさなりの嶮浪なりとかせん。不知のくににいらんとす、身命ををしまん凡類、おもひよるべからず。これひ ...

「正法眼蔵」恁麼(いんも)

雲居山弘覚大師は、洞山の嫡子なり。釈迦牟尼仏より三十九世の法孫なり、洞山宗の嫡祖なり。 一日示衆云、欲得恁麼事、須是恁麼人。是恁麼人、何愁恁麼事。 いはゆるは、恁麼事をえんとおもふは、すべからくこれ恁 ...

「正法眼蔵」仏性(ぶっしょう)

釈迦牟尼仏言、一切衆生、悉有仏性、如来常住、無有変易。 これ、我らが大師釈尊の師子吼の転法輪なりといへども、一切諸仏、一切諸師の頂にん眼睛なり。参学しきたること、すでに二千一百九十年[当日日本仁治二年 ...

大満弘忍(だいまんこうにん)

  中国唐の時代。蘄州黄梅県(湖北省黄岡市黄梅県)出身。中国禅宗の五祖。大医道信に就いて嗣法。弟子には大通神秀、大鑑慧能がいる。蘄州黄梅県を中心に活動し、弟子の五祖弘忍と共に「東山法門」と呼 ...



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