「 雲居道膺 」 一覧

『伝光録』第三十九祖。雲居弘覚大師。

【本則】 第三十九祖。雲居弘覚大師。参洞山。山問曰。闍黎名什麼。師曰。道膺。山曰。向上更道。師曰。向上道即不名道膺。山曰。与吾在雲巌時祇対無異也。 【機縁】 師者幽州玉田人也。姓玉氏。童丱出家范陽延寿 ...

「正法眼蔵」蜜語(みつご)

諸仏之所護念の大道を見成公案するに、汝亦如是、吾亦如是、善自護持、いまに証契せり。 雲居山弘覚大師、因官人送供問曰、世尊有密語有、迦葉不覆蔵。如何是世尊密語(雲居山弘覚大師、因みに官人、供を送りて問う ...

「正法眼蔵」仏道(ぶつどう)

曹渓古仏、あるとき衆にしめしていはく、慧能より七仏にいたるまで四十祖あり。 この道を参究するに、七仏より慧能にいたるまで四十仏なり。仏々祖々を算数するには、かくのごとく算数するなり。かくのごとく算数す ...

「正法眼蔵」行持(ぎょうじ)上

仏祖の大道、かならず無上の行持あり。道環して断絶せず、発心修行、菩提涅槃、しばらくの間隙あらず、行持道環なり。このゆゑに、みづからの強為にあらず、他の強為にあらず、不曽染汚の行持なり。 この行持の功徳 ...

「正法眼蔵」海印三昧(かいいんざんまい)

諸仏諸祖とあるに、かならず海印三昧なり。この三昧の游泳に、説時あり、証時あり、行時あり。海上行の功徳、その徹底行あり。これを深々海底行なりと海上行するなり。流浪生死を還源せしめんと願求する、是什麼心行 ...

「正法眼蔵」仏向上事(ぶっこうじょうじ)

高祖筠州洞山悟本大師は、潭州雲巖山無住大師の親嫡嗣なり。如来より三十八位の祖向上なり、自己より向上三十八位の祖なり。 大師、有時示衆云、体得仏向上事、方有些子語話分(仏向上の事を体得して、方に些子語話 ...

「正法眼蔵」恁麼(いんも)

雲居山弘覚大師は、洞山の嫡子なり。釈迦牟尼仏より三十九世の法孫なり、洞山宗の嫡祖なり。 一日示衆云、欲得恁麼事、須是恁麼人。是恁麼人、何愁恁麼事。 いはゆるは、恁麼事をえんとおもふは、すべからくこれ恁 ...

「正法眼蔵」仏性(ぶっしょう)

釈迦牟尼仏言、一切衆生、悉有仏性、如来常住、無有変易。 これ、我らが大師釈尊の師子吼の転法輪なりといへども、一切諸仏、一切諸師の頂にん眼睛なり。参学しきたること、すでに二千一百九十年[当日日本仁治二年 ...

「正法眼蔵」看経(かんぎん)

阿耨多羅三藐三菩提の修証、あるいは知識をもちゐ、あるいは経巻をもちゐる。知識といふは、全自己の仏祖なり。経巻といふは、全自己の経巻なり。全仏祖の自己、全経巻の自己なるがゆゑにかくのごとくなり。自己と称 ...

雲居道膺(うんごどうよう)

0902/01/01   -人物
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  中国唐代の禅僧。諡は弘覚大師。唐幽州の出身。翠微無学に参禅の後、雲巌曇晟に就いて嗣法。弟子には同安道丕がいる。雲居山龍昌禅院(真如禅寺)。雲居山に30年間住んでいた。 生誕 835年 命 ...



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