「 重要な話 」 一覧
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『典座教訓』19、親心は無償の心
2023/08/13 -仏教を本気で学ぶ
お, ただ一つの事に向き合う, 何を基準に物事を見ているか, 典座教訓, 重要な話いわゆる、老心とは、父母の心なり。譬えば父母の一子を念うがごとく、三宝を存念すること一子を念うが如くせよ。貧者窮者、強に一子を愛育す。其の志如何。外人識らず、父と作り母と作って方に之を識る。自身の貧富 ...
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『典座教訓』13、まず心をこめて行ずること
2023/08/13 -仏教を本気で学ぶ
ま, 世間の物差しで考えない, 典座教訓, 分け隔てする心を改める, 心を整えるのは難しいこと, 重要な話誠に夫れ当職、先聞現証、眼に在り耳に在り。文字有り道理有り。正的と謂うべきか。縦い粥飯頭の名を忝うせば、心術も亦之に同ずべし、『禅苑清規』に云く、「二時の粥飯、理すること合に精豊なるべし。四事の供すべ ...
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『典座教訓』10、他人のしたことは自分のしたことにならない
2023/08/13 -仏教を本気で学ぶ
た, 世間の物差しで考えない, 中国の寺院の様子, 典座教訓, 物事を始めるタイミング, 自分の考えを改めるべき場面, 重要な話山僧天童に在りし時、本府の用典座職に充てりき。予因みに斎罷んで東廊を過ぎ、超然斎に赴くの路次、典座仏殿前に在って苔を晒す。手に竹杖を携え、頭に片笠無し。天日熱し、地甎熱す。汗流徘徊すれども、力を励して ...
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『正法眼蔵随聞記』11、学道の人、参師聞法の時
2023/06/15 -仏教を本気で学ぶ
か, どんな言葉で話せばいいか, 正法眼蔵随聞記, 重要な話示して云く、学道の人、参師聞法の時、能々窮めて聞き、重ねて聞いて決定すべし。問うべきを問わず、言うべきを言わずして過ごしなば、我が損なるべし。 師は必ず弟子の問うを待って発言するなり。心得たる事をも、 ...
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『正法眼蔵随聞記』10、唐の太宗の時
2023/06/15 -仏教を本気で学ぶ
と, 余計なものを貯えずに生きる, 正法眼蔵随聞記, 重要な話示して云く、唐の太宗の時、異国より千里の馬を献ず。帝これを得て喜ばずして、自ら思わく、「たとひ千里の馬なりとも、独り騎って千里に行くとも、従う臣なくんばその詮なきなり。」と。 ちなみに魏徴を召してこれ ...
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『正法眼蔵随聞記』7、海中に龍門と云う処あり
示して云く、海中に龍門と云う処あり。浪しきりにうつなり。諸の魚、波の処を過ぐれば必ず龍となるなり。故に龍門と云うなり。今は云く、彼の処、浪も他処に異ならず、水も同じくしわはゆき水なり。しかれども定まれ ...
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『正法眼蔵随聞記』4、学道の人、衣食に労する事なかれ
雑話の次、示して云く、学道の人、衣食に労することなかれ。この国は辺地小国なりといえども、昔も今も顕密二道に名を得、後代にも人に知られたる人、いまだ一人も衣食に豊なりと云う事を聞かず。皆貧を忍び他事を忘 ...
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『正法眼蔵随聞記』2、我れは病者なり、非器なり
2023/06/15 -仏教を本気で学ぶ
わ, 正法眼蔵随聞記, 物事を始めるタイミング, 重要な話示して云く、ある人の云く、「我れ病者なり、非器なり、学道にたえず。法門の最要を聞きて独住隠居して、性をやしない、病をたすけて、一生を終えん。」と云うに、 示して云く、先聖必ずしも金骨にあらず、古人豈皆 ...
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『正法眼蔵随聞記』13、仏々祖々、皆本は凡夫なり
2023/06/12 -仏教を本気で学ぶ
ふ, 仏祖になった人の生き方, 正法眼蔵随聞記, 重要な話示して云く、仏々祖々皆本は凡夫なり。凡夫の時は必ず悪業もあり、悪心もあり。鈍もあり、癡もあり。然れども皆、改めて知識に従い、教行に依りしかば、皆仏祖と成りしなり。 今の人も然るべし。我が身おろかなれば ...
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『正法眼蔵随聞記』25、無常迅速なり、生死事大なり
2023/06/11 -仏教を本気で学ぶ
ただ一つの事に向き合う, む, 正法眼蔵随聞記, 重要な話示して云く、無常迅速なり、生死事大なり。しばらく存命の間、業を修し学を好まんには、ただ仏道を行じ仏法を学すべきなり。 文筆詩歌等その詮なきなり。捨つべき道理左右に及ばず。仏法を学し仏道を修するにもなお ...
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『正法眼蔵随聞記』46、学人問うて云く某甲なお学道心に繋けて
2023/06/11 -仏教を本気で学ぶ
か, そのままを理解する, その時その時を大事にする, ただ一つの事に向き合う, 中国の寺院の様子, 何を基準に物事を見ているか, 正法眼蔵随聞記, 重要な話一日学人問うて云く、「某甲なを学道心に繋けて年月を運ぶといえども、いまだ省悟の分あらず。古人多く道う、聡明霊利に依らず、有知明敏をも用いずと。しかあれば、我が身下根劣智なればとて卑下すべきにもあらずと ...
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『正法眼蔵随聞記』56、我れ大宋天童禅院に居せし時
2023/06/11 -仏教を本気で学ぶ
ひたすら坐禅することの重要性, わ, 中国の寺院の様子, 仏祖になった人の生き方, 天童如浄, 教える人の心構え, 正法眼蔵随聞記, 重要な話また云く、我れ大宋天童禅院に居せし時、浄老住持の時は、宵は二更の三点まで坐禅し、曉は四更の二点三点よりおきて坐禅す。長老と共に僧堂裏に坐す。一夜も懈怠なし。その間、衆僧多く眠る。長老巡り行いて睡眠する ...
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『正法眼蔵随聞記』57、道の事は心をもて得るか
2023/06/11 -仏教を本気で学ぶ
と, ひたすら坐禅することの重要性, 正法眼蔵随聞記, 聞声悟道, 見色明心, 身と心が両方いっしょに道を得る, 重要な話また云く、得道の事は心をもて得るか、身を以て得るか。 教家等にも「身心一如」と云って、「身を以て得」とは云えども、なお「一如の故に」と云う。正しく身の得る事はたしかならず。 今我が家は、身心ともに得る ...
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『正法眼蔵随聞記』70、学人第一の用心は先ず我見を離るべし
2023/06/11 -仏教を本気で学ぶ
か, ひたすら坐禅することの重要性, 正法眼蔵随聞記, 自分の考えを改めるべき場面, 重要な話また示して云く、学人第一の用心は、先ず我見を離るべし。我見を離るとは、この身を執すべからず。たとひ古人の語話を窮め、常坐鉄石の如くなりと雖も、この身に著して離れざらんは、万劫千生仏祖の道を得べからず。 ...
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『正法眼蔵随聞記』85、学道の人は吾我のために仏法を学する事なかれ
2023/06/11 -仏教を本気で学ぶ
か, 中国の寺院の様子, 仏祖になった人の生き方, 何を基準に物事を見ているか, 余計なものを貯えずに生きる, 徳が外にあらわれるということ, 正法眼蔵随聞記, 自分のことばかり考えずに名誉心をも捨てる, 自分の考えを改めるべき場面, 重要な話示して云く、学道の人は吾我のために仏法を学する事なかれ。ただ仏法のために仏法を学すべきなり。その故実は、我が身心を一物ものこざず放下して、仏法の大海に廻向すべきなり。その後は一切の是非を管ずる事なく、 ...
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『正法眼蔵随聞記』92、古人多くは云く光陰虚しく度る事なかれ
2023/06/11 -仏教を本気で学ぶ
こ, その時その時を大事にする, ただ一つの事に向き合う, ひたすら坐禅することの重要性, 他人の評価を気にするのはやめよう, 正法眼蔵随聞記, 自分のことばかり考えずに名誉心をも捨てる, 重要な話示して云く、古人多くは云く、「光陰虚しく度る事なかれ。」と。あるいは云く、「時光、徒らに過ごす事なかれ。」と。 学道の人、すべからく寸陰を惜しむべし。露命消えやすし、時光すみやかに移る。しばらく存ずる ...
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『正法眼蔵随聞記』30、学道の人、衣粮を煩わす事なかれ
2023/06/11 -仏教を本気で学ぶ
か, ただ一つの事に向き合う, 仏祖になった人の生き方, 何を基準に物事を見ているか, 余計なものを貯えずに生きる, 心を整えるのは難しいこと, 正法眼蔵随聞記, 重要な話示して云く、学道の人、衣粮を煩わす事なかれ。ただ仏制を守って、心を世事に出す事なかれ。仏言く、「衣服に糞掃衣あり、食に常乞食あり。」と。いづれの世にかこの二事尽くる事有らん。無常迅速なるを忘れて徒らに ...
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『正法眼蔵随聞記』101、大慧禅師の云く
2023/06/11 -仏教を本気で学ぶ
そのままを理解する, た, 分け隔てする心を改める, 正法眼蔵随聞記, 自分の考えを改めるべき場面, 重要な話示して云く、大恵禅師の云く、「学道はすべからく人の千万貫銭をおえらんが、一文をも持たざらん時、せめられん時の心の如くすべし。もしこの心あらば、道を得る事やすし。」と云えり。 信心銘に云く、「至道かたき ...
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『正法眼蔵随聞記』104、古人の云く百尺の竿頭にさらに一歩を進むべし
2023/06/11 -仏教を本気で学ぶ
こ, 世間の物差しで考えない, 正法眼蔵随聞記, 自分のことばかり考えずに名誉心をも捨てる, 自分の考えを改めるべき場面, 評価されることを望まない, 重要な話示して云く、古人の云く、「百尺の竿頭にさらに一歩を進むべし。」と。この心は、十丈の竿のさきにのぼりて、なお手足をはなちて即ち身心を放下せんが如し。 是れについて重々の事あり。 今の世の人、世をのがれ家 ...
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『正法眼蔵随聞記』106、学人各々知るべし
2023/06/11 -仏教を本気で学ぶ
か, どんな言葉で話せばいいか, 人は影響し合う, 建仁寺-京都府京都市東山区, 徳が外にあらわれるということ, 正法眼蔵随聞記, 物質的に豊かではない事のメリット, 目の前の人のために出来ることをする, 自分の考えを改めるべき場面, 重要な話示して云く、学人各々知るべし、人々一の非あり、憍奢是れ第一の非なり。内外の典籍に同じく是れをいましむ。 外典に云く、「貧しくしてへつらわざるはあれども、富みておごらざるはなし。」と云って、なお富を制し ...
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『正法眼蔵随聞記』80、俗人の云く城を傾くる事は
2023/06/11 -仏教を本気で学ぶ
そ, 仏祖になった人の生き方, 分け隔てする心を改める, 教える人の心構え, 正法眼蔵随聞記, 重要な話示して云く、俗人の云く、「城を傾くる事は、うちにささやき事出来るによる。」 また云く、「家に両言有る時は針をも買ふ事なし。家に両言無き時は金をも買うべし。」と。 俗人なお家をもち城を守るに同心ならでは ...
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『正法眼蔵随聞記』27、祖席に禅話を覚り得る故実
2023/06/11 -仏教を本気で学ぶ
そ, そのままを理解する, 何を基準に物事を見ているか, 正法眼蔵随聞記, 自分の考えを改めるべき場面, 重要な話夜話に云く、祖席に禅話を覚り得る故実は、我が本より知り思う心を、次第に知識の言に随って改めて去くなり。 仮令仏と云うは、我が本知ったるようは、相好光明具足し、説法利生の徳ありし釈迦弥陀等を仏と知ったり ...
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『正法眼蔵随聞記』97、世間の人自ら云く
2023/06/11 -仏教を本気で学ぶ
せ, どんな聞き方をすればいいか, 仏祖になった人の生き方, 正法眼蔵随聞記, 自分の考えを改めるべき場面, 重要な話一日示して云く、世間の人、自ら云く、「某甲師の言を聞くに、我が心にかなわず。」と。 我れ思うに、この言は非なり。その心如何。もし聖教等の道理を心得をし、すべてその心に違する、非なりと思うか。もし然らば ...
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『正法眼蔵随聞記』98、人の心元より善悪なし
2023/06/11 -仏教を本気で学ぶ
どんな聞き方をすればいいか, ひ, 人は影響し合う, 他人の評価を気にするのはやめよう, 何を基準に物事を見ているか, 心を整えるのは難しいこと, 正法眼蔵随聞記, 重要な話一日雑話の次に云く、人の心元より善悪なし。善悪は縁に随っておこる。仮令、人発心して山林に入る時は、林家はよし、人間はわるしと覚ゆ。また退心して山林を出る時は、山林はわるしと覚ゆ。是れ即ち決定して心に定 ...
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『正法眼蔵随聞記』38、唐の太宗の時
2023/06/11 -仏教を本気で学ぶ
と, 余計なものを貯えずに生きる, 徳が外にあらわれるということ, 正法眼蔵随聞記, 自分の考えを改めるべき場面, 重要な話夜話に云く、唐の太宗の時、魏徴奏して云く、「土民、帝を謗ずる事あり。」 帝の云く、「寡人仁あって人に謗ぜられば愁と為すべからず。仁無くして人に褒められばこれを愁うべし。」と。 俗なお是の如し。僧はもっ ...
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『正法眼蔵随聞記』14、俗の帝道の故実を言うに
2023/06/11 -仏教を本気で学ぶ
そ, 正法眼蔵随聞記, 自分の考えを改めるべき場面, 重要な話示して云く、俗の帝道の故実を言うに云く、「虚襟にあらざれば忠言をいれず。」と。言は、己見を存ぜずして、忠臣の言に随って、道理にまかせて帝道を行なうなり。 衲子の学道の故実もまたかくのごとくなるべし。も ...
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『正法眼蔵随聞記』60、世人を見るに果報もよく
2023/06/11 -仏教を本気で学ぶ
よ, 他人の評価を気にするのはやめよう, 分け隔てする心を改める, 正法眼蔵随聞記, 生あるものに利益を与えることを行う, 自分のことばかり考えずに名誉心をも捨てる, 重要な話夜話に云く、世人を見るに果報もよく、家をも起す人は、皆正直に、人の為にもよきなり。故に家をも持ち、子孫までも絶えざるなり。心に曲節あり人の為にあしき人は、たとひ一旦は果報もよく、家をたもてるようなれど ...
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『正法眼蔵随聞記』33、もし人来って用事を云う中に
2023/06/11 -仏教を本気で学ぶ
も, 他人の評価を気にするのはやめよう, 何を基準に物事を見ているか, 正法眼蔵随聞記, 目の前の人のために出来ることをする, 自分のことばかり考えずに名誉心をも捨てる, 重要な話, 頼みごとをされた場合の対処方法夜話に云く、もし人来って用事を云う中に、あるいは人に物を乞い、あるいは訴訟等の事をも云わんとて、一通の状をも所望する事出来有るに、その時、我は非人なり、遁世籠居の身なれば、在家等の人に非分の事を謂わん ...
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『正法眼蔵随聞記』49、学人は必ずしも死ぬべき事を思うべし
2023/06/11 -仏教を本気で学ぶ
か, その時その時を大事にする, 正法眼蔵随聞記, 重要な話夜話に云く、学人は必ずしも死ぬべき事を思うべし。道理は勿論なれども、たとえばその言は思わずとも、しばらく先ず光陰を徒らにすぐさじと思うて、無用の事をなして徒らに時をすぐさで、詮ある事をなして時をすぐす ...
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『正法眼蔵随聞記』52、人の鈍根と云うは、志の到らざる時の事なり
2023/06/11 -仏教を本気で学ぶ
その時その時を大事にする, ひ, 正法眼蔵随聞記, 自分の考えを改めるべき場面, 重要な話一日示して云く、人の鈍根と云うは、志の到らざる時の事なり。 世間の人、馬より落つる時、いまだ地に落ちざる間に種々の思い起る。身をも損じ、命をも失するほどの大事出来たる時、誰人も才覚念慮を起すなり。その ...
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『正法眼蔵随聞記』107、学道の最要は坐禅これ第一なり
2023/06/11 -仏教を本気で学ぶ
か, ひたすら坐禅することの重要性, 仏祖になった人の生き方, 正法眼蔵随聞記, 重要な話示して云く、学道の最要は坐禅これ第一なり。大宋の人多く得道する事、皆坐禅の力なり。一文不通にて無才愚鈍の人も、坐禅を専らにすれば、多年の久学聡明の人にも勝れて出来する。然れば、学人祇管打坐して他を管ず ...
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『正法眼蔵随聞記』59、世間の女房なんどだにも
2023/06/11 -仏教を本気で学ぶ
せ, 分け隔てする心を改める, 正法眼蔵随聞記, 自分の考えを改めるべき場面, 重要な話ある時比丘尼云く、「世間の女房なんどだにも、仏法とて学すれば、比丘尼の身には少々の不可ありとも何で叶わざるべきと覚ゆ。如何。」と云いし時、 示して云く、この義然るべからず。在家の女人その身ながら仏法を ...