阿弥陀如来

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十三仏信仰(じゅうさんぶつしんこう)

十三仏にはそれぞれ忌日があり、初七日忌から三十三回忌にそれぞれ不動明王から虚空蔵菩薩までが配されています。この中で初七日忌から四十九日忌までの七日ごとの経過は、既にインドにおいて成立して『倶舎論』にその記述が見られます。それ以降の百箇日忌から三十三回忌は、中国、日本で生まれたものです。十三仏信仰は、浄土信仰の十仏に大日如来の信仰が加わって今の形になったと考えられています。十三仏信仰について初めて書かれたものは『弘法大師逆修日記事』と思われ、鎌倉時代から始まったと考えられています。初七日から三十三回忌までの法要に合わせて13の本尊が配置されました。・初七日 不動明王・二七日 釈迦如来・三七日 文...
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来迎(らいごう)- 来迎図

来迎とは、臨終の際に極楽浄土から阿弥陀如来が二十五菩薩と共に白雲に乗って、これから往生をとげようとする念仏の行者を迎えに来て極楽浄土に引き取ることです。その様子を描いたものを来迎図(らいごうず・らいこうず)といいます。「阿弥陀三尊」「往生要集」(絹本著色阿弥陀二十五菩薩来迎図・知恩院)絹本著色 145.1×154.5cm 鎌倉時代(13-14世紀)この知恩院の来迎図は特に「早来迎」と呼ばれます。その表現には、鎌倉後期仏画の特色が表れ、往生をとげようとする者が経巻を前に端然と坐すさまや、右上の虚空中に宝楼閣(ほうろうかく)が出現していることにより、往生の階梯の最上位である上品上生図(じょうぼんじ...
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極楽浄土(ごくらくじょうど)

極楽浄土とは、阿弥陀如来が住む西方十万憶仏国土をすぎたところにあると言われる、苦しみのない安楽な世界です。梵語でスカーヴァティーといい「幸福のあるところ」「幸福にみちているところ」の意味があります。須呵摩提(しゅかまだい)、蘇珂嚩帝(そかばってい)、須摩提(しゅまだい)、須摩題などと音訳され、安楽、極楽、妙楽などと意訳されました。浄土とは、一切の煩悩やけがれを離れ、五濁や地獄・餓鬼・畜生の三悪趣が無く、仏や菩薩が住む清浄な国土のことで、大乗仏教の世界観を表現する言葉として使われていますが、平安後期以降に浄土教が広まると、浄土と言えは阿弥陀如来の西方極楽浄土をさすことが多くなったようです。また、...