十一面観音菩薩(じゅういちめんかんのんぼさつ)

投稿日:2020年9月20日 更新日:

 
十一面観音菩薩は、十一面観音、十一面観世音などとも呼ばれます。サンスクリット(梵語)では、エーカダシャ・ムカ・アヴァローキテーシュヴァラ・ボーディサットヴァといい、本体の顔以外に10または11の顔を持つ菩薩です。人々の苦悩に応じて大慈悲を行ずるところから千変万化の相となる観世音菩薩の変化身(へんげしん)の1つであり、その他、姿の特徴としては、頭部正面・宝冠の前面に阿弥陀如来の化仏(けぶつ)を表します。右手は垂下し、左手は蓮華を生けた花瓶を持っている姿が多いようです。六観音の1つでも表されています。

多くの顔をもつ多面の十一面観音菩薩は、頭上の11面のうち、最上部の仏面は仏果を表し、衆生の無明煩悩を打ち断ち、仏果を開かせようとする悟りの表情を表します。前後左右の10面は菩薩修行の階位・十地を表し、菩薩面(慈悲の表情)、瞋怒面(しんぬめん。邪悪な衆生を戒めて仏道へと向かわせる表情)、狗牙上出面(くげじょうしゅつめん。行いの浄らかな衆生を励まして仏道を勧める表情)、大笑面(だいしょうめん。悪にまみれた衆生の悪行を大口を開けて笑い滅する表情)など、各々に複雑な表情を見せている場合もあります。


(十一面観音菩薩像 法起寺)

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