「仏教を本気で学ぶ」 一覧

お線香(おせんこう)- あげ方、由来、宗派による違い

2021/03/27   -仏教を本気で学ぶ
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  お線香とは、香を焚くための仏具のことで、寺院や家で日常的に使われる他、法事や法要を行なう際、線香に火をつけて香炉に立てて、あるいは寝かせて使います。お線香により自身の匂いを法要に相応しい ...

極楽浄土(ごくらくじょうど)

  極楽浄土とは、阿弥陀如来が住む西方十万憶仏国土をすぎたところにあると言われる、苦しみのない安楽な世界です。梵語でスカーヴァティーといい「幸福のあるところ」「幸福にみちているところ」の意味 ...

退屈(たいくつ)

2021/03/26   -仏教を本気で学ぶ
 

  退屈という言葉は日常で使われますが、もとは仏教に関係する言葉でした。 「仏道修行の厳しさに屈し、退いてしまうこと」からできた言葉です。 現代、退屈の意味はどうでしょうか? 「やることがな ...

四天王(してんのう)

  四天王とは、須弥山頂上の忉利天(とうりてん)に住む帝釈天の配下で、八部鬼衆を所属支配し、その中腹で仏教世界を護る四神です。東方を護る持国天(じこくてん)、南方を護る増長天(ぞうちょうてん ...

須弥壇(しゅみだん)

  須弥壇とは、お寺の堂内に仏像を安置するため、床面より高く設けられた壇で、仏教やヒンドゥーの世界観において、中心にあると考えられる須弥山を模した部分があります。ご家庭の仏壇の内部にも、本尊 ...

釈迦三尊(しゃかさんぞん)

  釈迦像を中心に、左右の脇侍(きようじ)として菩薩、天、もしくは羅漢を配した形式を釈迦三尊と呼びます。両脇侍には、向かって右に騎獅の文殊菩薩・向かって左に乗象の普賢菩薩の二菩薩を配する例が ...

二十八部衆(にじゅうはちぶしゅう)

  二十八部衆とは、千手観音菩薩の眷属のことで、東西南北と上下に各四部、北東・東南・北西・西南に各一部ずつが配され、合計で二十八部衆となります。 那羅延堅固(ならえんけんご) 難陀龍王(なん ...

曼陀羅華(まんだらけ/まんだらげ)

2021/03/22   -仏教を本気で学ぶ
 

  曼陀羅華とは、梵語でいう「マンダーラバ/マンダーラヴァ」の音写で、天界に咲く花として「法華経」などの仏典に出てくる花です。ブッダを礼賛して降り注いだ花とされています。色が美しく芳香を放ち ...

聖観音菩薩(しょうかんのんぼさつ)

  聖観音菩薩は、聖観音、正観音などとも呼ばれます。サンスクリット(梵語)では、アーリア・アヴァローキテーシュヴァラ・ボーディサットヴァといい、世間の出来事を自在に観察して、その苦悩から救済 ...

如来十号(にょらいじゅうごう)

  如来十号とは、如来・ブッダの十種の称号のことで、如来・応供・正遍知・明行足・善逝・世間解・無上士・調御丈夫・天人師・仏世尊、が示すものです。また、魂入れ法要(開眼法要・お性根入れ)の際の ...

十二天(じゅうにてん)

2021/03/17   -仏教を本気で学ぶ
 

  十二天とは、須弥山(しゅみせん)に住む天部の護法善神諸尊12種の総称です。バラモン教、ヒンドゥーの神が仏教に取り込まれたもので、東・西・南・北の四方と東北・東南・西北・西南を護る八方天に ...

卍(まんじ)

2021/03/17   -仏教を本気で学ぶ
 

  地図を見ていると、寺院の記号として「卍」を使っています。当然ながら国土地理院ウェブサイトにも、寺院の記号として「卍」を使っていることを書いています。有名な寺院や良い目標になるものを地図上 ...

合掌(がっしょう)

2021/03/16   -仏教を本気で学ぶ
 

  合掌とは、インド起源の礼拝の仕草で梵語では「アンジャリ」といいます。左右両方の手のひらを胸または顔の前で合わせて相手に敬意を示すときの仕草です。右手は仏を象徴し、清らかなものや知恵を表し ...

埋葬許可証(まいそうきょかしょう)

  埋葬許可証とは、遺骨を埋葬・納骨する際に寺院や霊苑など墓地の管理者に提出する証明書です。現代の日本では遺骨を許可なく勝手に埋葬することは法律によって禁じられているので、遺骨を埋葬・納骨す ...

本尊と先祖代々の位牌の開眼法要を遠隔法要で依頼

2021/03/08   -仏教を本気で学ぶ

  先祖はいるわけで、祖父母や親がやってきたように 自分たちも先祖供養が大切だと思い、 小さな仏壇を購入し、 本尊と先祖代々の位牌を準備しましたが、 付き合いのあるお寺があるわけではありませ ...

臨済宗各派15の本山(開派年代順)

2021/03/07   -仏教を本気で学ぶ
 

  建仁寺派 本山建仁寺(京都) 建仁2(1202)年、南宋に留学して帰国した栄西禅師により始まる。臨済宗(黄龍派の禅)を日本にはじめて伝える。 東福寺派 本山東福寺(京都) 嘉禎2(123 ...

参拝(さんぱい)- 寺院へのお参りについて

2021/03/06   -仏教を本気で学ぶ
 

  参拝とは、敬意を表してうやうやしく寺院などの本尊に手を合わせ、頭を下げて祈ることです。その寺院に複数のお堂がある場合、まずは本堂の本尊にお参りし、他のお堂に行く機会があればそれぞれのお堂 ...

お斎(おとき)

2021/03/04   -仏教を本気で学ぶ
 

  お斎とは、一般の方の法事・法要の後、施主が僧侶や参列者を招待して行なう会食のことを指します。お坊さんや参列者に対する感謝を表す場であり、参列者全員で故人の思い出を話す機会でもあります。お ...

檀家(だんか)

2021/03/04   -仏教を本気で学ぶ
 

  檀家とは、ある特定のお寺に所属している家のことです。これは、江戸時代に、どの家も仏教のいずれかの宗派に所属させ、お寺の檀家とした制度(檀家制度・寺請制度)です。幕府がキリスト教禁止をねら ...

阿修羅(あしゅら、あすら)

  阿修羅は、インド神話やバラモン教における神族または魔族として、アスラと呼ばれていたものが仏教に取り入れられて、仏法の守護神となり成立したと考えられています。八部衆(天衆、龍衆、夜叉衆、乾 ...

風神(ふうじん)

2021/03/01   -仏教を本気で学ぶ
 

  風神とは、古代インドの自然現象を神格化した原初的な神で、梵語で「風」を意味する「ヴァーユ」などと呼ばれ、仏教に取り入れられてからは千手観音菩薩の眷属である二十八部衆の傍らに雷神と対になっ ...

八部衆(はちぶしゅう)

  八部衆または天龍八部衆(てんりゅうはちぶしゅう)とは、釈迦如来に仕え仏法を守護する8種族のことです。天衆(てんしゅう)、龍衆(りゅうしゅう)、夜叉衆(やしゃしゅう)、乾闥婆衆(けんだつば ...

弔い上げ(とむらいあげ)

2021/02/27   -仏教を本気で学ぶ
 

  弔い上げとは、50回忌や33回忌に施主やその家の都合でこれ以後、年忌供養を営まないと決めることです。どの宗派にも「弔い上げとはこうするもの」という決まりはありません。ただし、寺院によって ...

七福神(しちふくじん)

  七福神とは、福をもたらすといわれている7尊の神のことです。恵比寿神、大黒天、毘沙門天、弁財天、福禄寿、寿老神、布袋、それぞれがヒンドゥーであったり、仏教、道教、神道などに由来します。 日 ...

曼珠沙華(まんじゅしゃげ)- 彼岸花

2021/02/21   -仏教を本気で学ぶ
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  曼珠沙華とは、梵語でいう「マンジュサカ」の音写で、天界に咲く花として「法華経」などの仏典に出てくる花です。ブッダを礼賛して降り注いだ花とされていますが、そのものは実在せず、「マンジュサカ ...

チュンダの供養 - ブッダ最後の食事

  チュンダの供養とは、鍛治屋(かじや)・工巧師(こうこうし)の子であるチュンダ(純陀)が、ブッダの説法を聞き、チュンダの屋敷で食事を振る舞ったが、それがブッダ最後の食事になりました。 ・最 ...

見仏記(けんぶつき)- テレビ見仏記

2021/02/14   -仏教を本気で学ぶ
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  見仏記とは、いとうせいこう(本文を担当)とみうらじゅん(絵を担当)の共著による紀行文シリーズです。仏教美術としての枠にはまったものの見方ではなく、独自の観点で仏像を鑑賞し、独特の表現で言 ...

納骨堂(のうこつどう)

  納骨堂とは、骨壺に入れた遺骨(お骨)を安置するための寺院や霊園にある建物です。大きく分けると、寺院納骨堂、公営納骨堂、民営納骨堂の3種の運営主体があります。また、現代の納骨堂には、ロッカ ...

投薬(とうやく)

  投薬とは、病気や症状に応じて薬を与えることで「患者に投薬する」というような使われ方をします。しかし、その語源が仏教によること、さらにはお釈迦様の涅槃に関することだと知っていますか?今回は ...

上げ法事(あげほうじ)

2021/02/12   -仏教を本気で学ぶ
 

  上げ法事とは、お寺でする年回忌などの法事のことです。法事はご家庭や墓前、セレモニーホールで行うこともあるかもしれませんが、お寺に上がって行う法事のことを「上げ法事」といいます。 同じ漢字 ...

雷神(らいじん)

2021/02/06   -仏教を本気で学ぶ
 

  雷神とは、古代インドの自然現象を神格化した原初的な神で、仏教に取り入れられてからは千手観音菩薩の眷属である二十八部衆の傍らに風神と対になって表現される場合が多いようです。雷神は連鼓を打っ ...

牟呼栗多(むこりった)

  牟呼栗多とは、「しばらく」「少しの間」「瞬時」の意味を持ち、時間の単位を表します。『摩訶僧祇律』では、須臾(しゅゆ)と表記されています。それによると、 1昼夜 = 30須臾(牟呼栗多) ...



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