「 世間の物差しで考えない 」 一覧
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『典座教訓』18、自然のまま喜びの心で引き受ける
2023/08/13 -仏教を本気で学ぶ
し, その時その時を大事にする, 世間の物差しで考えない, 典座教訓, 目の前の人のために出来ることをする, 自分の考えを改めるべき場面凡そ諸の知事頭首、及び当職、作事作務の時節、喜心、老心、大心を保持すべきものなり。いわゆる、喜心とは、喜悦の心なり。想ふべし、我れ若し天上に生ぜば、楽に著して間無し。発心すべからず。修行未だ便ならず。 ...
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『典座教訓』13、まず心をこめて行ずること
2023/08/13 -仏教を本気で学ぶ
ま, 世間の物差しで考えない, 典座教訓, 分け隔てする心を改める, 心を整えるのは難しいこと, 重要な話誠に夫れ当職、先聞現証、眼に在り耳に在り。文字有り道理有り。正的と謂うべきか。縦い粥飯頭の名を忝うせば、心術も亦之に同ずべし、『禅苑清規』に云く、「二時の粥飯、理すること合に精豊なるべし。四事の供すべ ...
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『典座教訓』12、学問も修行も天地のいのちに気づくこと
同年七月、山僧天童に掛錫す。時に彼の典座来得て相見して云く、「解夏了に典座を退し郷に帰り去らんとす。適兄弟の老子箇裏に在りと説くを聞く、如何ぞ来って相見せざらん。」 山僧、喜踊感激、佗を接して説話する ...
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『典座教訓』10、他人のしたことは自分のしたことにならない
2023/08/13 -仏教を本気で学ぶ
た, 世間の物差しで考えない, 中国の寺院の様子, 典座教訓, 物事を始めるタイミング, 自分の考えを改めるべき場面, 重要な話山僧天童に在りし時、本府の用典座職に充てりき。予因みに斎罷んで東廊を過ぎ、超然斎に赴くの路次、典座仏殿前に在って苔を晒す。手に竹杖を携え、頭に片笠無し。天日熱し、地甎熱す。汗流徘徊すれども、力を励して ...
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『典座教訓』9、食べることも仏法を行じていること
2023/08/13 -仏教を本気で学ぶ
その時その時を大事にする, た, 世間の物差しで考えない, 仏祖になった人の生き方, 余計なものを貯えずに生きる, 典座教訓施主院に入って財を捨し斎を設けば、また当に諸の知事一等に商量すべし。是れ叢林の旧例なり。回物俵散は、同じく共に商量せよ。権を侵し職を乱す事を得ざれ。斎粥如法に弁じ了らば、案上に安置し、典座袈裟を搭け、 ...
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『典座教訓』7、一茎菜を拈じて、丈六身と作し
2023/08/13 -仏教を本気で学ぶ
し, ただ一つの事に向き合う, 世間の物差しで考えない, 典座教訓この理必然なるすら、なお未だ明了ならざるは、卒に思議紛飛して其の野馬の如く、情念奔馳して林猿に同じき由ってなり。若し彼の猿馬をして一旦退歩返照せしめば、自然に打成一片ならん。是れ乃ち物の所転を被るとも ...
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『正法眼蔵随聞記』104、古人の云く百尺の竿頭にさらに一歩を進むべし
2023/06/11 -仏教を本気で学ぶ
こ, 世間の物差しで考えない, 正法眼蔵随聞記, 自分のことばかり考えずに名誉心をも捨てる, 自分の考えを改めるべき場面, 評価されることを望まない, 重要な話示して云く、古人の云く、「百尺の竿頭にさらに一歩を進むべし。」と。この心は、十丈の竿のさきにのぼりて、なお手足をはなちて即ち身心を放下せんが如し。 是れについて重々の事あり。 今の世の人、世をのがれ家 ...
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『正法眼蔵随聞記』51、父母の報恩等の事
2023/06/11 -仏教を本気で学ぶ
ふ, 世間の物差しで考えない, 中国の寺院の様子, 正法眼蔵随聞記, 生あるものに利益を与えることを行う, 追善供養夜話の次に奘問うて云く、父母の報恩等の事、作すべきか。 示して云く、孝順はもっとも用うる所なり。ただし、その孝順に在家出家の別あり。在家は孝経等の説を守りて生をつかう。死につかうる事、世人皆知れり。出 ...
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『正法眼蔵随聞記』54、近代の僧侶
2023/06/11 -仏教を本気で学ぶ
き, 世間の物差しで考えない, 何を基準に物事を見ているか, 正法眼蔵随聞記一日請益の次に云く、近代の僧侶、多く世俗にしたがうべしと云う。思うに然らず。世間の賢すらなお民俗に随う事を穢れたる事と云って、屈原の如きは「皆酔えり。我れは独醒めたり。」とて、民俗に随わずしてついに滄 ...
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『正法眼蔵随聞記』67、学道の人多分云く
2023/06/11 -仏教を本気で学ぶ
か, 世間の物差しで考えない, 他人の評価を気にするのはやめよう, 正法眼蔵随聞記, 評価されることを望まないまた云く、学道の人、多分云く、もしその事をなさば世人是れを謗ぜんかと。この条甚だ非なり。世間の人何とも謗ずとも、仏祖の行履、聖教の道理にてだにもあらば依行すべし。世人挙って褒るとも、聖教の道理にあらず ...
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『正法眼蔵随聞記』74、学道の人、悟りを得ざる事は
2023/06/11 -仏教を本気で学ぶ
か, そのままを理解する, 世間の物差しで考えない, 悟り, 正法眼蔵随聞記, 自分の考えを改めるべき場面学道の人、悟りを得ざる事は、即ち古見を存ずる故なり。本より誰教えたりとも知らざれども、心と云えば念慮知見なりと思い、草木なりと云えば信ぜず。仏と云えば相好光明あらんずると思うて、瓦礫と説けば耳を驚かす ...
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『正法眼蔵随聞記』105、衣食の事兼ねてより思いあてがふ事なかれ
2023/06/11 -仏教を本気で学ぶ
い, 世間の物差しで考えない, 余計なものを貯えずに生きる, 正法眼蔵随聞記, 自分のことばかり考えずに名誉心をも捨てる示して云く、衣食の事、兼ねてより思いあてがう事なかれ。 もし失食絶煙の時、その処にして乞食せん、その人に用事云わんなんど思いたるも、即ち物をたくわえ、邪食にて有るなり。衲子は雲の如く定まれる住処もなく ...
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『正法眼蔵随聞記』45、今この国の人は
2023/06/11 -仏教を本気で学ぶ
い, 世間の物差しで考えない, 他人の評価を気にするのはやめよう, 何を基準に物事を見ているか, 分け隔てする心を改める, 正法眼蔵随聞記, 自分の考えを改めるべき場面夜話に云く、今この国の人は、多分あるいは行儀につけ、あるいは言語につけ、善悪是非、世人の見聞識知を思うて、その事をなさば人あしく思いてん、その事は人よしと思いてん、乃至向後までもと執するなり。是れまた ...
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『正法眼蔵随聞記』95、泉大道の云く
2023/06/11 -仏教を本気で学ぶ
い, 世間の物差しで考えない, 仏祖になった人の生き方, 何を基準に物事を見ているか, 正法眼蔵随聞記, 自分の考えを改めるべき場面一日参の次に示して云く、泉大道の云く、「風に向って坐し、日に向って眠る。時の人の錦被たるに勝れり。」と。 このことば、古人の語なれども少し疑いあり。時の人と云うは、世間貪利の人を云うか。もし然らば、敵 ...
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『正法眼蔵随聞記』78、善悪と云う事定め難し
2023/06/11 -仏教を本気で学ぶ
せ, 世間の物差しで考えない, 何を基準に物事を見ているか, 正法眼蔵随聞記また云く、善悪と云う事定め難し。世間の綾羅錦繍をきたるをよしと云い、麁布糞掃をわるしと云う、仏法には是れをよしとし清しとす。金銀錦綾をわるしとし穢れたりとす。是のごとく一切の事にわたりて皆然り。 予が ...
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『正法眼蔵随聞記』93、学道はすべからく吾我を離るべし
2023/06/11 -仏教を本気で学ぶ
か, 世間の物差しで考えない, 仏祖になった人の生き方, 他人の評価を気にするのはやめよう, 正法眼蔵随聞記, 自分のことばかり考えずに名誉心をも捨てる, 重要な話一日示して云く、学道はすべからく吾我を離るべし。たとひ千経万論を学し得たりとも、我執を離れずは終に魔坑に落つ。古人云く、「仏法の身心なくは、いづくんぞ仏となり祖とならん。」と。 我を離ると云うは、我が ...
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『法句経』ダンマパダ【 第13章 世の中 】
2023/05/30 -仏教を本気で学ぶ
よ, ダンマパダ, 世間の物差しで考えない167 下劣なしかたになじむな。怠けてふわふわと暮らすな。邪な見解をいだくな。世俗のわずらいをふやすな。 168 奮起てよ。怠けてはならぬ。善い行いのことわりを実行せよ。ことわりに従って行なう人は、こ ...
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『法句経』ダンマパダ【 第8章 千という数にちなんで 】
2023/05/30 -仏教を本気で学ぶ
せ, どんな聞き方をすればいいか, ダンマパダ, 世間の物差しで考えない, 徳が外にあらわれるということ100 無益な語句を千たびかたるよりも、聞いて心の静まる有益な語句を一つ聞くほうがすぐれている。 101 無益な語句よりなる詩が千もあっても、聞いて心の静まる詩を一つ聞くほうがすぐれている。 102 ...
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スッタニパータ【第1 蛇の章】2、ダニヤ
2023/05/28 -仏教を本気で学ぶ
へ, スッタニパータ, 世間の物差しで考えない18 牛飼いダニヤがいった、 「わたしはもう飯を炊き、乳を搾ってしまった。マヒー河の岸のほとりに、わたしは妻子とともに住んでいます。わが小舎の屋根は葺かれ、火は点されている。神よ、もしも雨を降らそうと ...
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スッタニパータ【第2 小なる章】2、なまぐさ
2023/05/28 -仏教を本気で学ぶ
な, スッタニパータ, 世間の物差しで考えない239 「稷・ディングラカ・チーナカ豆・野菜・球根・蔓の実を善き人々から正しいしかたで得て食べながら、欲を貪らず、偽りを語らない。 240 よく炊がれ、よく調理されて、他人から与えられた純粋で美味な米 ...
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スッタニパータ【第3 大いなる章】12、二種の観察
2023/05/28 -仏教を本気で学ぶ
に, スッタニパータ, 世間の物差しで考えない, 分かったと思ったことはそのままにせず様々な点から考え直す, 布薩, 重要な話わたしが聞いたところによると、ある時尊師は、サーヴァッティー郊外の東園にあるミガーラ長者の母の宮殿のうちにとどまっておられた。そのとき尊師(ブッダ)はその定期的集会(布薩)の日、十五日、満月の夜に、 ...
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スッタニパータ【第4 八つの詩句の章】14、迅速
2023/05/28 -仏教を本気で学ぶ
し, スッタニパータ, 世間の物差しで考えない, 自分の考えを改めるべき場面, 重要な話915 問うていわく「太陽の裔である偉大な仙人(ブッダ)、あなたに、遠ざかり離れることと平安の境地とをおたずねします。修行者はどのように観じて、世の中のものを執することなく、安らいに入るのですか?」 ...