【仏教用語/人物集 索引】

『正法眼蔵随聞記』54、近代の僧侶

投稿日:1235年6月11日 更新日:

一日請益の次に云く、近代の僧侶、多く世俗に従うべしと云う。思うに然らず。世間の賢すらなお民俗に随う事を穢れたる事と云って、屈原の如きは「皆酔えり。我れは独醒めたり。」とて、民俗に随わずしてついに滄浪に没す。

況んや仏法は、事々皆世俗に違背せるなり。俗は髪をかざる、僧は髪を剃る、俗は多く食す、僧は一食するすら、皆そむけり。然して後、還って大安楽人なり。故に一切世俗に背くべきなり。

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『正法眼蔵随聞記』

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