夜叉

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鬼(おに)- 仏教に関する鬼まとめ

このページでは、仏教に関する鬼についてまとめています。新たなものが更新されると追記していきます。・八部鬼衆(はちぶきしゅう)四天王に仕え仏法を守護する8種族の鬼神です。・邪鬼(じゃき)仁王像や四天王像に踏まれている小型の鬼で、仏法を犯す邪神として懲らしめられ、苦悶の表情をみせています。・捷疾鬼(しょうしつき)足が速く、顔かたちが恐ろしい上に、性質が猛悪なインドの鬼神です。・餓鬼(がき)三途・五趣(五道)・六趣(六道)の一つで、常に飢えと乾きに切迫され、食物や飲物でさえも手に取ると火に変わってしまうことから、決して満たされることがない鬼神です。・施餓鬼会(せがきえ)施餓鬼、施食会(せじきえ)とも...
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阿修羅(あしゅら、あすら)

阿修羅は、インド神話やバラモン教における神族または魔族として、アスラと呼ばれていたものが仏教に取り入れられて、仏法の守護神となり成立したと考えられています。八部衆(天衆、龍衆、夜叉衆、乾闥婆衆、阿修羅衆、迦楼羅衆、緊那羅衆、摩睺羅伽衆)の一つに数えられています。特徴としては、三つの顔に六つの腕を持つ三面六臂で描かれる姿が多いようです。また、その戦闘的な性格から五趣(地獄・餓鬼・畜生・人間・天上)の畜生と人間の間に追加され、六道(地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、天道)の一つである修羅道(阿修羅道)の主となり、須弥山の下の海底に住むとされています。奈良県・興福寺の八部衆像・阿修羅像(国宝・...
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八部衆(はちぶしゅう)

八部衆または天龍八部衆(てんりゅうはちぶしゅう)とは、釈迦如来に仕え仏法を守護する8種族のことです。天衆(てんしゅう)、龍衆(りゅうしゅう)、夜叉衆(やしゃしゅう)、乾闥婆衆(けんだつばしゅう)、阿修羅衆(あしゅらしゅう)、迦楼羅衆(かるらしゅう)、緊那羅衆(きんならしゅう)、摩睺羅伽衆(まごらかしゅう)。仏教が流布する以前の古代インドの鬼神、戦闘神、音楽神、動物神などが仏教に絶対の信頼を寄せて護法善神となったものです。【天衆】 梵天、帝釈天を初めとする、いわゆる「天部」の神格の総称です。(興福寺・乾漆八部衆立像・五部浄像・ごぶじょう)【龍衆】「竜」「竜王」などと称される種族の総称です。 蛇を...