【仏教用語/人物集 索引】

八部衆(はちぶしゅう)

投稿日:2021年2月27日 更新日:

 
八部衆または天龍八部衆(てんりゅうはちぶしゅう)とは、釈迦如来に仕え仏法を守護する8種族のことです。天衆(てんしゅう)、龍衆(りゅうしゅう)、夜叉衆(やしゃしゅう)、乾闥婆衆(けんだつばしゅう)、阿修羅衆(あしゅらしゅう)、迦楼羅衆(かるらしゅう)、緊那羅衆(きんならしゅう)、摩睺羅伽衆(まごらかしゅう)。仏教が流布する以前の古代インドの鬼神、戦闘神、音楽神、動物神などが仏教に絶対の信頼を寄せて護法善神となったものです。

【天衆】 梵天帝釈天を初めとする、いわゆる「天部」の神格の総称です。(興福寺・乾漆八部衆立像・五部浄像・ごぶじょう)

【龍衆】「竜」「竜王」などと称される種族の総称です。 蛇を神格化したもので、水中にすみ雲や雨をもたらします。(興福寺・乾漆八部衆立像・沙羯羅像・さから)

夜叉衆】 古代インドの悪鬼神の総称で、空中を飛行します。(興福寺・乾漆八部衆立像・鳩槃荼像・くはんだ)

【乾闥婆衆】 香を食べるとされ、神々の酒ソーマの守り神です。 帝釈天の眷属の音楽神です。 (興福寺・乾漆八部衆立像・乾闥婆像)

【阿修羅衆】 古代インドの戦闘神で、通常は三面六臂(顔が3つで腕が6本)の姿をしています。(興福寺・乾漆八部衆立像・阿修羅像)

【迦楼羅衆】 竜を好んで常食するという伝説上の鳥です。(興福寺・乾漆八部衆立像・迦楼羅像)

【緊那羅衆】 人でも畜生でも鳥でもなく半身半獣の人非人です。帝釈天の眷属の音楽神で、美しい声で歌います。(興福寺・乾漆八部衆立像・緊那羅像)

【摩睺羅伽衆】 大蛇を神格化したもので、身体は人間で首は蛇です。帝釈天の眷属の音楽神です。(興福寺・乾漆八部衆立像・畢婆迦羅像・ひばから)

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