仏教を本気で学ぶ

仏教用語/人物集 索引

このウェブサイトに出てくる仏教用語/人物を五十音順で探すことが出来ます。
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典座(てんぞ)

典座とは、六知事の一つで、禅院で衆僧の食事を司る役名です。禅宗寺院では昔から食事を担当するこの役職を非常に重んじ、尊敬されています。『典座教訓』(道元)・「衆僧を供養す故に典座有り」(『禅苑清規』)・「仏家に本より六知事有り。共に仏子たり。同じく仏事を作す。中に就いて典座の一職は、是れ衆僧の弁食を掌どる。」(『典座教訓』1、職を勤める姿が仏の姿)<< 戻る
人物

寺尾常史(てらおつねふみ)

寺尾常史は井筒部屋に所属した大相撲力士。本名は福薗好文(ふくぞの よしふみ)。得意技は突っ張り、押し、いなし、叩き、下手投げ。最高位は東関脇。身長185cm、体重116kg。引退後は年寄・錣山となり、井筒部屋部屋付き親方を経て、分家独立し、錣山部屋の師匠として指導にあたった。角界での愛称は「土俵の鉄人」、血液型はA型、趣味はパチンコ、音楽鑑賞、ゴルフ。戒名は「錣山院優好豊瑛居士(てつざんいんゆうこうほうえいこじ)」。錣山と書いて「てつざん」と読み、自身の異名でもある「土俵の鉄人」を想起させる「てつ」の読み方、さらには本名・福薗好文の「好」や親方名・錣山瑛一の「瑛」の字も入れられた。生誕 196...
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転輪王(てんりんおう)

転輪王とは、古代インドにおいて、全世界を統一すると考えられていた理想的な帝王のことです。古代インドにおいて輪は統治権の象徴とみなされていました。ここでいう輪とは、法輪のことです。転輪聖王ともいいます。・「目ざめた人という語を聞くことは、世間においては難しいのである。ところで我々の聖典の中に偉人の相が三十二伝えられている。それを具えている偉人にはただ二つの途があるのみで、その他の途はありえない。第一に、もしも彼が在家の生活を営むならば、彼は転輪王となり、正義を守る正義の王として四方を征服して、国土人民を安定させ、七宝を具有するに至る。すなわち彼は輪という宝・象という宝・馬という宝・珠という宝・資...
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天蓋(てんがい)

天蓋とは、仏像や住職が座っている上部にかざされる長方形・六角形・八角形・円形など笠状の仏具です。寺院の本堂などの諸堂に祀られている仏像の上部には「仏天蓋」が、住職が座っている位置の上部には「人天蓋」が飾られいて、彫刻や装飾が施され堂内の荘厳具となっています。儀式などで僧侶に差しかけられる番傘も天蓋です。天蓋は梵語で「チャトラ」といい、天に懸けられた蓋(かさ)のことです。もともとは、インドで強い日差しを避けるためにクシャトリヤ(王族・戦士階級)が使っていた傘蓋(さんがい)が元となっていて、帝釈天が常に天蓋を差し掛けてブッダに従ったという伝説が残されています。初期仏教では仏舎利(ブッダの遺骨)への...
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八部衆(はちぶしゅう)

八部衆または天龍八部衆(てんりゅうはちぶしゅう)とは、釈迦如来に仕え仏法を守護する8種族のことです。天衆(てんしゅう)、龍衆(りゅうしゅう)、夜叉衆(やしゃしゅう)、乾闥婆衆(けんだつばしゅう)、阿修羅衆(あしゅらしゅう)、迦楼羅衆(かるらしゅう)、緊那羅衆(きんならしゅう)、摩睺羅伽衆(まごらかしゅう)。仏教が流布する以前の古代インドの鬼神、戦闘神、音楽神、動物神などが仏教に絶対の信頼を寄せて護法善神となったものです。【天衆】 梵天、帝釈天を初めとする、いわゆる「天部」の神格の総称です。(興福寺・乾漆八部衆立像・五部浄像・ごぶじょう)【龍衆】「竜」「竜王」などと称される種族の総称です。 蛇を...
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見仏記(けんぶつき)- テレビ見仏記

見仏記とは、いとうせいこう(本文を担当)とみうらじゅん(絵を担当)の共著による紀行文シリーズです。仏教美術としての枠にはまったものの見方ではなく、独自の観点で仏像を鑑賞し、独特の表現で言い表す姿が人気です。また、二人が出演するテレビ見仏記では、見仏記のコンセプトのもと関西周辺の仏像を巡る様子を収録しています。この番組はⅮⅤⅮ化、ブルーレイ化され発売されているほか、一部動画配信もされています。<< 戻る
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「正法眼蔵」伝衣(でんえ)

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寺院・お寺

寺院・お寺とは、仏教の活動拠点となる建物およびその所在する境内(けいだい)をいいます。精舎(しょうじゃ)、僧伽藍(そうぎゃらん)、伽藍(がらん))、仏刹(ぶっさつ)などとも呼ばれます。インドの初期仏教寺院は、雨季に僧尼が修行のために居住する建物および場所(安居・あんご)が始まりです。仏像や諸尊像、仏舎利が安置され、住職や修行僧などの僧侶が住む場所です。また、イスラム教・キリスト教の礼拝堂にも使われる呼び名です。「寺」の字が使われるようになったのは、後漢(中国)に仏教が伝わり、明帝が初め鴻臚寺(こうろじ)にお経や仏像を置き、のちに白馬寺を建てたのに始まると考えられます。もともと「寺」は、役所また...
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寺請制度(てらうけせいど)

寺請制度(てらうけせいど)とは、江戸時代に、どの家も仏教のいずれかの宗派に所属させ、寺院の檀家とした制度です。幕府がキリスト教禁止をねらいとして宗門改(しゅうもんあらため)を行ったことから確立したものです。寺院にその檀家の家族全員について、出生地・生年月日をとどけさせ、婚姻・旅行・就職・移住などに際しては、キリシタン信徒ではなく、寺の檀家であるという証明書を出させました。<< 戻る
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大仏様=天竺様(だいぶつよう=てんじくよう)

鎌倉時代に南宋(中国)からつたえられた仏教建築の一様式。天竺様は鎌倉時代初期に東大寺再建のため、南宋に行った経験のある大勧進俊乗坊重源(ちようげん)が取り入れた建築様式で、そのため大仏様(だいぶつよう)ともいいます。<< 戻る
人物

呪文に通じたバラモン・ティッサ

呪文に通じたバラモン・ティッサは『スッタニパータ【第2 小なる章】2、なまぐさ』に登場する。上記の章には過去七仏の六番目に数えられる迦葉仏より教えられたことが書かれている。また、最初の3つの詩がティッサの言葉だと考えられている。以下抜粋。239 「稷・ディングラカ・チーナカ豆・野菜・球根・蔓の実を善き人々から正しい仕方で得て食べながら、欲を貪らず、偽りを語らない。240 よく炊かれ、よく調理されて、他人から与えられた純粋で美味な米飯の食物を舌鼓って食べる人は、なまぐさを食うのである。カッサパよ。241 梵天の親族(バラモン)であるあなたは、おいしく料理された鳥肉と共に米飯を味わって食べながら、...
人物

ティッサ・メッテイヤ

ティッサ・メッテイヤは『スッタニパータ【第4 八つの詩句の章】7、ティッサ・メッテイヤ』内に登場してお釈迦様に教えを乞う様子が記述されています。<< 戻る
人物

学生ティッサ・メッテイヤ

学生ティッサ・メッテイヤは『スッタニパータ【第5 彼岸にいたる道の章】3、学生ティッサ・メッテイヤの質問』内に登場するバーヴァリ・バラモンの弟子で、お釈迦様に質問します。<< 戻る
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お寺ヨガ

「お寺でヨガやってるよ」と聞くと、檀家さんを対象とした催しか、新たな人をお寺に呼びたいための催しか、だいたいこの2通りです。私たち一般人にとっては、ヨガがやりたいのであれば宗派・宗旨なんてどうでもいい・こだわらないということも多いでしょう。しかし、近年の健康ブームやヨガブームも相まって寺ヨガが浸透してきています。「ヨガ・・・だから、禅宗がやってるんでしょ??」と思っていたところ、意外にも浄土系の寺院での開催や日蓮系の寺院でも受け入れられているようです。「 お寺ヨガ便り 」 一覧 ▶ お寺ヨガ便り/ヨガと坐禅は発祥が同じという説があり、まあ、禅宗とその他の宗派も同じ仏教ですから相性は抜群のはず。...
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『妙法蓮華経提婆達多品』(みょうほうれんげきょうだいばだったぼん)

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テクノ法要(てくのほうよう)

テクノ法要とは、電子音楽の中でもテクノのトラックをお勤めに用い、そのリズムに乗せてお経を読み上げる法要のことです。「極楽浄土は光の世界」という認識を基に、音楽と照明で阿弥陀如来や極楽浄土の時空を超えた世界観を表現する為に、お経の文字や仏像の映像がプロジェクション・マッピングで投影され、レーザー・ビームなど最新鋭の視覚効果も使用されることもあります。2016年5月3日に「極楽音楽花まつり」を開催し、第1回テクノ法要が勤修されました。会場となった福井県福井市の照恩寺・朝倉行宣住職は龍谷大学在学中から、クラブ営業とライブハウス営業をしていたお店で、DJと並行して照明のオペレーターとしての仕事もしてい...
人物

デヴィッド・ボウイ

デヴィッド・ボウイ(David Bowie, 本名: デヴィッド・ロバート・ジョーンズ)は、イングランド出身のミュージシャン、シンガーソングライター、音楽プロデューサー、俳優。グラムロックの先駆者として台頭し、ポピュラー音楽の分野で世界的名声を得る。役者の世界にも進出し、数々の受賞実績を持つマルチ・アーティストとして知られている。1996年『ロックの殿堂』入り。『グラミー賞』5回受賞(19回ノミネート)。NME誌選出『史上最も影響力のあるアーティスト』など。生誕 1947年1月8日命日 2016年1月10日<< 戻る
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伝光会摂心(でんこうえ・せっしん)

横浜鶴見の大本山總持寺では伝光会摂心会が毎年6月にが行われますが、2005年は6月13日から17日までの5日間です。「起きて半畳、寝て一畳」と言われる僧堂において、修行僧は一切の実務から離れて起居を共にし、一日中、只管(ただひたすらに)坐禅に打ち込みます。伝光とは總持寺御開山瑩山禅師が撰述された伝光録にちなむもので、お釈迦様の教えが光のように真っ直ぐに伝わるさまをあらわします。53代の仏祖を経て瑩山禅師に受け継がれた教え、伝光を学び、坐禅を修行することに励む集中修行期間が伝光会摂心会です。春に入門してきたばかりの修行僧にとっては試練の時です。足が痛くなり、立ち上がってもフラフラしてしまいます。...
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『伝光録』第四十八祖。天童玨禅師。

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『伝光録』第五十祖。天童浄和尚。

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伝持の八祖(でんじのはっそ)

伝持の八祖とは、真言八祖のうち、真言密教が日本に伝わるまでの歴史に関わった実在する人物の系譜です。以下一覧の( )内は造形された場合の一般的によく見られる持物や印。①龍猛(ナーガールジュナ)金剛薩埵から密教経典を授かる。(三鈷杵を右手に持っている。)②龍智(ナーガボーディ)龍猛から密教を伝授される。(経文を右手に持っている。)③金剛智(こんごうち)インドで龍智から密教を学んで唐に渡り「金剛頂経」を伝える。(数珠を右手に持っている。)④不空(ふくう)西域生まれ。貿易商の叔父に連れられ、唐の長安で金剛智に師仕し「金剛頂経」を翻訳。(外縛印を結んでいる。)⑤善無畏(ぜんむい)インド生まれ。大乗仏教を...
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転法輪(てんぼうりん)

転法輪とは、仏(ブッダ)が説法することです。古代インドにおいて輪は統治権の象徴とみなされていましたが、統治の輪を転ずる理想的君主とされた転輪王が全世界を支配するように、仏の説く教えが一切の衆生の間に回転して、迷いを打ち砕くことを表します。ここでいう輪とは、法輪のことです。また、仏が成道後、はじめて教えを説いた時のことを初転法輪といいます。・「生きとし生ける者の最上者、最高の人、牡牛のような人、生きとし生けるものの内の最高の人(ブッダ)は、やがて仙人のあつまる所という名の林で法輪を回転するであろう。猛き獅子が百獣に打ち勝って吼えるように。」(スッタニパータ 684偈)・「転法輪といふは、功夫参学...
人物

寺久保友哉(てらくぼともや)

小説家・精神科医。東京都出身。『心の匂い』文芸春秋、『停留所前の家』講談社、『恋人たちの時刻』新潮社、『飾り縫い』潮出版社、『恋人たちの季節』角川文庫、『愛は炎のように』角川文庫、など多数。生誕 1937年6月4日命日 1999年1月22日<< 戻る
人物

手塚治虫(てづかおさむ)

本名は手塚治(読み同じ)。漫画家、アニメ監督。兵庫県宝塚市出身同市名誉市民。大阪帝国大学附属医学専門部卒業。医師。医学博士。代表作は、『新寶島』『ジャングル大帝』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『どろろ』『ブッダ』『ブラック・ジャック』『三つ目がとおる』『陽だまりの樹』『アドルフに告ぐ』他多数・・・。生誕 1928年(昭和3年)11月3日命日 1989年(平成元年)2月9日伯藝院殿覚圓蟲聖大居士<< 戻る
人物

寺山修司(てらやましゅうじ)

歌人、劇作家。演劇実験室「天井桟敷」主宰。 「言葉の錬金術師」「アングラ演劇四天王のひとり」「昭和の啄木」などの異名をとり、上記の他にもマルチに活動、膨大な量の文芸作品を発表した。競馬への造詣も深く、競走馬の馬主になるほどであった。グラフィックデザイナー・粟津潔デザインによる墓には、直筆による「寺山修司」の名が彫られ、頭上に開いた本がデザインされている。生誕 1935年(昭和10年)12月10日命日 1983年(昭和58年)5月4日天游光院法帰修映居士<< 戻る
人物

寺田寅彦(てらだとらひこ)

戦前の日本の物理学者、随筆家、俳人。吉村 冬彦、寅日子、牛頓、藪柑子の筆名でも知られる。高知県出身。生誕 1878年(明治11年)11月28日命日 1935年(昭和10年)12月31日<< 戻る
人物

天海(てんかい)

安土桃山時代から江戸時代初期にかけての天台宗の僧侶、大僧正。尊号は南光坊、院号は智楽院、諡号は慈眼大師。徳川家康の側近として、江戸幕府初期の朝廷政策・宗教政策に深く関与しました。『東叡山開山慈眼大師縁起』に「陸奥国会津郡高田の郷にて給ひ。蘆名修理太夫平盛高の一族」と記されていることから、三浦氏の一族である蘆名氏の出で、陸奥国に生まれたとされますが、定説と呼ばれるものはありません。しかも、同縁起には「俗氏の事人のとひしかど、氏姓も行年わすれていさし知ず」とあり、天海は自らの出自を弟子たちに語らなかったようです。また、「将軍義澄の末の御子といへる人も侍り」と足利将軍落胤説も同時に載せられています。...
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天龍寺派(本山天龍寺(京都))の開派

南朝 : 延元4・北朝 : 暦応2(1339)年、夢窓疎石禅師により始まる。臨済宗天龍寺派(楊岐派の禅)。<< 戻る
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『伝光録』(でんこうろく)

正安元(1299)年、加賀の大乗寺に戻り、正安2(1300)年、義介禅師の代理として大乗寺の修行僧に対し釈尊以来五十三祖の機縁を提唱し、後に『伝光録』としてまとめられます。坐禅・仏法が釈尊からインド、中国の祖師へ伝わり、そして日本の道元禅師から懐奘禅師に至るまでの経緯を示しながら説いています。53人の祖師について、それぞれ【本則】、【機縁】、提唱部分を【拈提】、結びの頌(詩)を【頒古】に分けてまとめています。「正法眼蔵」にならぶ曹洞宗における重要な宗典と位置づけられています。なお、写本により差異がありますが、こちらに掲載しているものは明治十八年刊行、諸獄山蔵版『伝光録』(大内本)を底本とした上...
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「正法眼蔵」転法輪(てんぼうりん)

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『典座教訓』20、天地の寸法は隔たりがない

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