【仏教用語/人物集 索引】

伝持の八祖(でんじのはっそ)

投稿日:2000年10月28日 更新日:

伝持の八祖とは、真言八祖のうち、真言密教が日本に伝わるまでの歴史に関わった実在する人物の系譜です。以下一覧の( )内は造形された場合の一般的によく見られる持物や印。

龍猛(ナーガールジュナ)金剛薩埵から密教経典を授かる。(三鈷杵を右手に持っている。)
②龍智(ナーガボーディ)龍猛から密教を伝授される。(経文を右手に持っている。)
③金剛智(こんごうち)インドで龍智から密教を学んで唐に渡り「金剛頂経」を伝える。(数珠を右手に持っている。)
④不空(ふくう)西域生まれ。貿易商の叔父に連れられ、唐の長安で金剛智に師仕し「金剛頂経」を翻訳。(外縛印を結んでいる。)
⑤善無畏(ぜんむい)インド生まれ。大乗仏教を学び、さらに密教を受け継ぐ。80歳になって唐に渡り『大日経』を伝える。(右手の人差し指を立てている。)
一行(いちぎょう)中国人僧侶。禅や天台教学、天文学、数学を学ぶ。長安で善無畏に入門し、師の口述をもとに『大日経疏』を完成させた。(法衣のなかで印を結んでいる。)
⑦恵果(けいか)中国人僧侶。金剛界・胎蔵界両部の密教を受け継ぐ。(椅子に座り、横に童子を待らせている。)
空海(くうかい)恵果より金剛界・胎蔵界両部の密教を受け継ぎ日本に伝える。(五鈷杵を右手に、左手には念珠を持っている。)

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