寺院情報を宗派別に掲載。住所等を参考にしてご利用ください。
妙高院 真言宗醍醐派 静岡県御前崎市塩原新田23-3
-----3-----
※葬儀や法事、永代供養、戒名授与、祈願や厄除け、魂入れ(開眼)、魂抜き(閉眼)、法要、墓地、霊園、納骨堂、樹木葬、坐禅、拝観などで寺院所在地が知りたい場合等の確認にご利用ください。
新型コロナの影響で、感染症対策として三密を避けるなどの対策が必要となっていますが、寺院も例外ではなく、当ウェブサイトの過去の情報と現在の状況は異なっている場合があると考えています。
これまでお寺とお付き合いがない人も、オンライン法要を利用することで、戒名などを知らせて読経・回向をしてもらい、オンライン証書や供養之証・回向之証を送付してもらうサービスもあります。※真言宗※
静岡県の掲載寺院一覧を見る(寺院のブログやSNS、公式ウェブサイトの記事を掲載)
静岡県の特色 地域によって違いがあります

静岡県の遠州地方夏の風物詩として知られている「
遠州大念仏」は、浜松市を中心にお盆(7月あるいは8月)の3日間に行われる郷土芸能です。徳川家康が戦死者供養のために始めたとされる由緒ある行事です。
初盆を迎えた家から依頼されますと、その家を訪れて庭先で大念仏を演じます。大念仏の団体は、必ずその家の手前で隊列を組み、統率責任者の頭先(かしらさき)の提灯を先頭にして、笛・太鼓・鉦(かね)の音に合わせて行進します。笛・太鼓・鉦(かね)・歌い手、そのほかもろもろの役を含めると30人を越す団体となります。大念仏の一行が初盆の庭先に入ると、太鼓を中心にして、その両側に双盤(そうばん)を置いて、音頭取りに合せて念仏やうたまくらを唱和します。そして、太鼓を勇ましく踊るようにして打ち鳴らし、初盆の家の供養を行います。

静岡県西部の遠州地方では、
初盆の際、自宅に華やかな祭壇を飾る風習があり、さらに他の地域のように親族だけが集まるのではなく、「
盆義理」といって、友人・知人や会社関係者など、地域の多くの方々がお参りに来て盛大に供養します。

通夜の翌朝に火葬を行い、その後で葬儀・告別式を行う「
前火葬」と、通夜、葬儀・告別式が終わった後に火葬を行う「
後火葬」が混在しています。

静岡県の農村部などで、火葬後すぐに納骨する場合など、墓地へ向かう際に小銭やお米を撒く風習「
撒き銭」が行われています。墓地へ向かう際に「
花籠」といい、竹でゆるく編んだカゴを竹ざおの先につけたもの2本1対に故人の年齢の数だけ小銭を入れておき、十字路の真ん中などで立ち止まり、カゴを振って小銭を撒く風習があります。例え知らない人であっても分け隔てなく「広く施す」ことによって、故人が功徳を積むことができると言われています。

静岡県の一部地域では、墓地へ出向く際に遺族や近親者が額に△の白布をつけるという風習が見られます。この△の白布は死装束のひとつで、仏教では「宝冠(ほうかん)」と呼ばれています。白布を身につけることによって、「故人が旅立つまでは、私たちも故人と共に見送りますが、そこから先はお一人で旅立ってください」という意味が込められています。