
お焼香(おしょうこう)- 作法
お焼香とは、香を焚くことで、一般的にはお通夜やお葬式、法事などの法要会場に設置された焼香台で行います。お焼香により自身の匂いを法要に相応しい香りにし、この香りがする時には亡き人を思い出すきっかけにもなります。また、ここで紹介する作法について、宗派や地域によって異なるものとご理解ください。「花の香りは風に逆らいては香らず、されどよき人の香りは風に逆らっても香る」とは『法句経』(ほっくぎょう:ダンマパダ)に出てくるブッダの言葉です。そこで供養される亡くなった人が歩んだ人生は、縁ある人にとっては無くなるものではないはずです。お焼香のための香炉は左右に仕切られているものがあり、右にお香(抹香など。まっ...