【仏教用語/人物集 索引】

六知事(ろくちじ)

投稿日:2023年10月28日 更新日:

六知事とは、禅院の住持を補佐する機関の都寺監寺副寺維那典座直歳を任された6名の知事のことです。ここでいう知事的役割は禅院に限らず、ある程度の組織を運営していく上で必要な機能で、中国での禅院の繁栄以前のインドにもその役割はありました。六知事の構成内容や、以下の読み方は時代や宗派、寺院によって若干の違いがあるものとご理解ください。六つの機関の知事。6知事。

都寺(つうす)は、事務の全てを務め、寺全体の総監督を担います。

監寺(かんす)/監院(かんにん)は、都寺の次位にて寺の一切の事務を担います。

副寺(ふうす)は、都寺・監寺を補佐し、寺の金銭管理などの会計を担います。

維那(いのう/いな)は、修行僧の監督、修行道場内の庶務を担います。

典座(てんぞ)は、修行僧の食事作りを担います。

直歳(しっすい)は、寺の修理、器物の整備などの労務を担います。

・「仏家に本より六知事有り。共に仏子たり。同じく仏事を作す。中に就いて典座の一職は、是れ衆僧の弁食を掌どる。」(『典座教訓』1、職を勤める姿が仏の姿

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