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獅子吼(ししく)
獅子吼とは、ブッダが説法する様子を獅子のほえる様子にたとえたものです。ブッダが大衆に恐れることなく説法することをいいます。師子吼とも書かれます。一般的に使われる場合、雄弁をふるうこと、意気盛んな大演説 ...
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戒・定・慧の三学(さんがく)
三学(さんがく)とは、ブッダによって示された、修行者が必ず修めるべき3つの基本的な修行項目のことです。三勝学(さんしょうがく)ともいわれます。戒学、定学、慧学の3つを指して三学といいます。この戒、定、 ...
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経行(きんひん)
経行とは、坐禅と坐禅の中休みに、坐禅に伴う足の痺れや眠気を取り除くため行います。原意は、一定の場所を徒歩で往復することで、最古の仏教テキスト「スッタニパータ」にも「そぞろ歩き」という表現で出てきます( ...
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三帰依文(さんきえもん)
Buddhaṃ saraṇaṃ gacchāmi Dhammaṃ saraṇaṃ gacchāmi Saṅghaṃ saraṇaṃ gacchāmi (巴語(パーリ語)) ブッダン サラナン ガッチャ ...
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達磨忌(だるまき)
達磨忌とは、菩提達磨大師(ぼだいだるまたいし)の命日が10月5日であることから、特に禅宗の臨済宗や曹洞宗、黄檗宗では達磨大師の遺徳をしのぶ法要や坐禅会が行われます。 年代は伝承に矛盾する ...
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布薩(ふさつ)‐ ウポーサタ
布薩(ウポーサタ)とは、主要な行動を起こすために準備をすることが元々の意味です。布薩の日には、一堂に会して戒律の条項を読み、罪を懺悔します。布薩はウポーサタの音写です。伝説によると、仏教の初期において ...
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涅槃(ねはん)‐ ニルヴァーナ
涅槃(ニルヴァーナ)とは、煩悩の火が吹き消された心の安らぎ、心の平和によって得られる楽しい境地、悟りの境地、それらを示します。貪・瞋・癡(とん・じん・ち)の三毒が滅した状態が必要最低条件とされています ...
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不自讃毀他戒(ふじさんきたかい)
不自讃毀他戒とは、自分をほめて他人をそしってはならないということ。初期仏教の頃からその趣旨は言われるが、不自讃毀他戒とは後代になって漢訳仏典に出てくる言葉。十重禁戒の一つ。 ・「自分をほめたたえ、他人 ...
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お彼岸とは?お彼岸は日本独自の文化?
日本の古くからの風習では、ご先祖さまがいると考えられている世界(あの世、極楽、等々)を仏教的な考え方も加わり「彼岸(ひがん)」、いま私たちが生きているこの世界を「此岸(しがん)」といいます。「彼岸」と ...
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兜率天(とそつてん)
兜率天は、都率・兜術・兜率陀・覩史多・トゥシタ天などと表記され、仏教の世界観における天上にあるすばらしく楽しいところ。ブッダ(お釈迦様)はこの世に生まれる前にトゥシタ天に住し、そこから没して、カピラヴ ...
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仏教を本気で学ぶことが出来るコンテンツ
このウェブサイトは仏教を本気で学ぶコンテンツへと進化しています! 過去の記事も見直しながら、新しい記事もどんどん加えています。 掲載例(最近更新したもの) ・『法句経』ダンマパダ - ブッダ 真理の言 ...
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『普勧坐禅儀』14
このふしりょうていをしりょうせよ。 箇の不思量底を思量せよ。 ふしりょうていいかんがしりょうせん。 不思量底いかんが思量せん。 ひしりょう。 非思量。 これすなわちざぜんのようじゅつなり。 これ乃ち坐 ...
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『普勧坐禅儀』30
ひさしく 久しく いんもなることをなさば、 恁麼なることを為せば、 すべからくこれいんもなるべし。 須らくこれ恁麼なるべし。 ▶ 次に進む ◀ 前に戻る 🏠 ...
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『普勧坐禅儀』15
いわゆる 謂わゆる ざぜんはしゅうぜんにはあらず。 坐禅は習禅には非ず。 ただこれあんらくのほうもんなり、 唯これ安楽の法門なり、 ぼだいをぐうじんするのしゅしょうなり。 菩提を究尽するの修証なり。 ...
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『普勧坐禅儀』31
ほうぞうおのずからひらけて、 宝蔵自ら開けて じゅようにょいならん。 受用如意ならん。 (以上、『普勧坐禅儀』全文) ◀ 前に戻る 🏠 普勧坐禅儀の最初に戻る ※このペー ...
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『普勧坐禅儀』02
おおよそ、とうじょをはなれず、 大都、当処を離れず、 あにしゅぎょうのきゃくとうをも 豈に修行の脚頭を ちうるものならんや。 用うる者ならんや。 しかれども、ごうりもさあれば、 然れども、毫釐も差あれ ...
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『普勧坐禅儀』16
こうあんげんじょう、 公案現成、 らろういまだいたらず。 羅籠未だ到らず。 もしこのいをえば、 若し此の意を得ば、 りゅうのみずをうるがごとく、 龍の水を得るが如く、 とらのやまによるににたり。 虎の ...
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『普勧坐禅儀』17
まさにしるべし、 当に知るべし、 しょうぼうおのずからげんぜんし、 正法自ら現前し、 こんさんまずぼくらくすることを。 昏散先ず撲落することを。 ▶ 次に進む ◀ 前に戻る ...
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『普勧坐禅儀』18
もしざよりたたば、 若し坐より起たば、 じょじょとしてみをうごかし、 徐々として身を動かし、 あんしょうとしてたつべし、 安詳として起つべし、 そつぼうなるべからず。 卒暴なるべからず。 ɛ ...
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『普勧坐禅儀』03
たとい、えにほこり、 直饒い、会に誇り、 ごにゆたかにして、 悟に豊かにして、 べっちのちつうをえ、 瞥地の智通を得、 どうをえ、しんをあきらめて、 道を得、心を明めて、 しょうてんのしいきをこし、 ...
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『普勧坐禅儀』19
かつてみる、ちょうぼんおっしょう、 かつて観る、超凡越聖、 ざだつりゅうぼうも、 坐脱立亡も、 このちからにいちにんすることを。 此の力に一任することを。 ▶ 次に進む ◀ ...
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『普勧坐禅儀』04
いわんや、 矧んや、 かのぎおんのしょうちたる、 彼の祇園の生知たる、 たんざろくねんのしょうせきみつべし、 端坐六年の蹤跡見つべし、 しょうりんのしんいんをつたうる、 少林の心印を伝うる、 めんぺき ...
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『普勧坐禅儀』20
いわんやまた、 况んや復た、 しかんしんついをねんずるのてんき、 指竿針鎚を拈ずるの転機、 ほっけんぼうかっと 払拳棒喝を こするのしょうかいも、 挙するの証契も いまだこれしりょうふんべつの 未だ是 ...
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『普勧坐禅儀』05
ゆえにすべからくことをたずね 所以に須らく言を尋ね ごをおうのげぎょうをきゅうすべし。 語を逐うの解行を休すべし。 すべからくえこうへんしょうの 須らく回光返照の たいほをがくすべし。 退歩を学すべし ...
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『普勧坐禅儀』21
しょうしきのほかのいいぎたるべし、 声色の外の威儀たるべし、 なんぞちけんのさきのきそくに なんぞ知見の前の軌則に あらざるものならんや。 非ざるものならんや。 しかればすなわち、 然れば則ち、 じょ ...
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『普勧坐禅儀』06
しんじんじねんにだつらくして、 身心自然に脱落して、 ほんらいのめんもくげんぜんせん。 本来の面目現前せん。 いんものじをえんとほっせば、 恁麼の事を得んと欲せば、 きゅうにいんものじをつとめよ。 急 ...
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『普勧坐禅儀』22
せんいつにくふうせば、 専一に功夫せば、 まさにこれべんどうなり。 正に是れ弁道なり、 しゅしょうおのずからぜんなせず、 修証自ら染汚せず、 しゅこうさらに 趣向更に これびょうじょうなるものなり。 ...
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『普勧坐禅儀』07
それさんぜんはじょうしつよろしく、 夫れ参禅は静室宜しく、 おんじきせつあり。 飲食節あり。 しょえんをほうしゃし、 諸縁を放捨し、 ばんじをきゅうそくして、 万事を休息して、 ぜんあくをおもわず、 ...
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『普勧坐禅儀』23
およそそれ、 凡そ夫れ、 じかいたほう、さいてんとうち、 自界他方、西天東地、 ひとしくぶっちんをじし、 等しく仏印を持し、 もっぱらしゅうふうをほしいままにす。 一ら宗風を擅にす。 ▶ ...
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『普勧坐禅儀』08
しんいしきのうんてんをやめ、 心意識の運転を停め、 ねんそうかんのしきりょうをやめて、 念想観の測量を止めて、 さぶっとはかることなかれ、 作仏を図ること莫れ、 あにざがにかかわらんや。 豈に坐臥に拘 ...
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『普勧坐禅儀』24
ただたざをつとめて、 唯だ打坐を務めて、 ごっちにさえらる。 兀地に礙えらる。 まんべつせんしゃというといえども、 万別千差と謂うと雖も、 しかんにさんぜんべんどうすべし。 祗管に参禅弁道すべし。 & ...
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『普勧坐禅儀』09
あるいはけっかふざ、 或は結跏趺坐、 あるいははんかふざ。 或は半跏趺坐。 いわく、けっかふざは、 謂く、結跏趺坐は、 まずみぎのあしをもって 先ず右の足を以て ひだりのもものうえにあんじ、 左の股の ...