「 管理人/中島法雄 」 一覧
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「ただのところがいい」と言っても、そういう学校に行かなくなる(曹洞宗 正伝の仏法)
公立学校は授業料がただで、そこへは自由に入れるんですが、村に1校しか作らないんですね。そうすると生徒は遠隔の地からも通わなくてはいけない。先生も、校長先生ひとりと1年生、2年生、3年生、4年生、5年生 ...
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どんな人でも教育を受ける権利がある(曹洞宗 正伝の仏法)
もうひとつ、ボランティア活動でも、戦争、災害などに対する救援活動は目立つんです。税金も出しやすい。しかし、教育というのは緊急性がなくても必要なんです。そういうところには政府もあまりお金を出しません。民 ...
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旅行中、バスで見るのは幹線道路からの景色で、表面しか見えません(曹洞宗 正伝の仏法)
当時の学校の建物はわらぶき屋根でした。6月、7月は大雨なんです。勉強なんか出来ません。5月、6月は猛暑です。このようなことで勉強を中断させたくない。まず、校舎を作らなければいけないと思ったんです。旅行 ...
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この子たちにもっと良いものをあげよう。それは教育だ(曹洞宗 正伝の仏法)
インドの人に、「インドにカーストはありますか」と聞くと、必ず「昔、あったけれども今はありません。田舎には残っています」という答えが返ってきます。しかし、現在でもカースト制によって職業が決められています ...
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人間の幸せはどこにあるか。貧困だから不幸せだとは思えません(曹洞宗 正伝の仏法)
インドというと、金持ちと貧困者が多い国だと思われるでしょうが、私はインドで金持ちに接する機会がありません。特に農村においては貧困な家庭がいっぱいありますが、子どもたちの顔をみていると決して不幸な顔をし ...
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苦しい者が立ち上がってこそ、平等、差別がなくなる(曹洞宗 正伝の仏法)
私は11歳から禅寺に弟子入りをして、そこで師匠から教えられたこと、そしてインドに何回も行き、会報に書いた通り、釈尊に対して何か恩返しをしなくてはいけないということで始めたのがこのインドマイトリの会です ...
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ご恩を釈尊の聖地の子どもたちにお返しできないかと始めた活動(曹洞宗 正伝の仏法)
私もまもなく80才で、兵庫県へ来てから40年たっております。この服装はあまり日本の坊さんは着ていませんが、東南アジアなどでは、お坊さんはキャーシャ色という、こういう色(だいだい色)の袈裟を着ています。 ...
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去来のまま(曹洞宗 正伝の仏法)
『去来のまま』(余語翠巌著)をヤフオクで購入。まだ届いていませんが。「きょらいのまま」と読みます。刊行年は昭和57年ということで本は古くとも中身は新鮮です。本の内容を生かすも殺すも読者次第ということで ...
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随聞記(曹洞宗 正伝の仏法)
内弟子生活をしている時は毎朝休みなく朝課(朝のお経)を水野梅秀師匠と2人で行っていました。大本山の總持寺や永平寺では5時や6時に始まるような行事ですが、境内は住宅地から程近いということもあり、7時開始 ...
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大師匠の本を集め出すの段(曹洞宗 正伝の仏法)
大師匠である余語翠巌老子の本は内弟子時代から副住職時代までは、当たり前のように本棚に全て並んでいて、なんなら贈呈用の本までストックされていたものだから、贅沢なことながらいつでも読めた。一般向けの法話を ...
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鏡餅と寿餅と献餅と(曹洞宗 正伝の仏法)
子どもの頃は年末に家で機械を使いお餅つきをするのが楽しみでした。餅つきをする前の日から大きな入れ物にもち米と水を入れて準備しておき、翌日に機械で何度も餅をついていきます。白い丸餅、餡子を入れた餅、角餅 ...
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年末年始(曹洞宗 正伝の仏法)
お寺の年末年始というのはとても忙しくお師匠さん(水野梅秀)曰く「お寺の大晦日は12月30日」とよく言っていました。もちろん、大晦日は12月31日ですが、30日までに新年を迎える準備をしておいて、お寺に ...
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謹賀新年(曹洞宗 正伝の仏法)
お師匠さん(水野梅秀)の奥さんは1998年8月17日にお亡くなりになられました。「妻が亡くなってね・・・」という連絡があったことで私との縁が再びつながり得度することになったので、私がこうしてお坊さんに ...
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「便り」掲載の自動化に向けて
寺院からの便り、一般の方からの便りを掲載していますが、現在は半自動で掲載作業をしています。なので、とても時間が掛かったり、作業が出来ない日は更新が少なくなったりします。理想的には全自動でどんどん掲載し ...
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トップページの仕様変更について
より便利に、より分かりやすく、今回はそういった視点からトップページを組み直してみました。寺院センターのタグが付いていない「便り」は寺院や一般の方などのオリジナルページに直リンクされていますので、もしよ ...
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「便り」ウェブサイトやブログ、ツイッターなどで寺院のことが書かれた記事をぞくぞく掲載
「便り」というウェブサービスを寺院センターでは行っています。ウェブサイトやブログ、ツイッターなどのSNSで寺院のことが書かれた記事を「便り」に掲載して、「この地域の寺院情報を調べたい」「この宗派の寺院 ...
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デリーの水事情
何度かインドに来ていたものの、住んでわかるインドの水事情。住む家によって対応の仕方は違うと思いますが、ちょっと前まで住んでいた我が家の水についてまとめてみます。 水は水道管を通って家の敷地に来ます。そ ...
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宗教も信じない、占いも信じないインド人
一般のインド人向けに仏教講座や日本文化紹介講座をやりましたが、講座で話す側、伝える側としては、インド人は「こういう考え方じゃないかな」と予測して講座を構成するのですが、意外とインド人の特に若者は「宗教 ...
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アルコールレス生活
中学三年の夏、お盆のお経で住職について100軒の家々を回りました。別の日には寺での法要にも僧侶として参加しました。寺の法要の後、お坊さん10名の御膳の席にも参列し、大半のお坊さんがビールを飲む姿に若気 ...
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カフェインレス生活
(2006年6月にインド・クシナガラで飲んだホットコーヒー) インドに行く機会も多く「和尚さんはインドで生活できるくらいだから身体が強いんでしょうね」とたまに言われます。 いや、いや、そんなことはあり ...
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ハサミの日
1977年、8月3日を「ハサミの日」とすることを山野愛子(日本の美容家)が提唱し、1981年8月3日には増上寺に「聖鋏観音像」が建立・開眼されたことから、毎年8月3日を「ハサミの日」と定め、日頃使用し ...
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迷信
生活していると、迷信に遭遇することがよくあります。多分、こういう意味で使われているんだろうなと分かるものがある一方、大人が真剣な顔で言ってくると、私なんかはこの人は大丈夫だろうか?と思ってしまいます。 ...
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仏教からイメージする色は?
世界各地で使われている仏教を象徴する仏旗(ぶっき)には「青、黄、赤、白、橙」が採用されています。もちろん日本でも使われていますが、日本では暗いイメージが先行する場合があり、仏教と関わるのも初詣や法事や ...
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武士に二言はない
日本には「武士に二言はない」という言葉があります。武士は信義と面目を重んじることから、一度口にした言葉を取り消したり、約束を破るようなことはしないということです。同様に「男に―」「女に―」という使われ ...
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「幸せの国」ブータンで気付いたこと
ブータン王国に行く機会がありました。ブータン王国ではチベット仏教の流れを汲むブータン仏教が根付いています。仏教史的に見れば日本と同じ大乗仏教で、後期密教の影響を強く受けています。仏教伝来はチベット経由 ...
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ウェブサイト再編集中のお知らせ
考えていること 寺院や仏教の情報収集や情報発信をしていると、改めて可能性に満ちているなと思うわけです。ですから、いろんなことができそうで、やってみるのですが、ITの力を借りるとそれなりに何でも形になっ ...
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クシナガラについて
インド北部のヒマラヤ山脈とデカン高原に挟まれた場所にガンガーの流れる広大なヒンドゥスタン平原があり、そこにウッタル・プラデーシュ州(UP州)があります。この州はインド最大の人口を持ち、古くから農村地帯 ...
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その時々でいつも最善の結果が出ている
後になって「こうしておけばよかった」とか「あれが悪かった」とか後悔することが誰にもあると思います。私たちは常に変化している世界に住んでいるので、身の回りの条件も当然ながら変化しています。そんな中で結果 ...
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思いやり
思いやりとは、もしかしたら人それぞれ違う認識があるかもしれません。相手を思いやっているつもりで、何かを持って来たり、何かを助言したり、積極的にそうすることで逆に印象を悪くする人がいます。この場合の思い ...
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トイレから見えること
生きることに重要なことは色々ありますが、その基本は衣食住と言われています。当然、食べて栄養をつけなければ生きていけません。そして、食べればトイレに行かなければなりませんね。どんなに綺麗に使っていてもト ...
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過去の寺報や日記コラムを順次公開します
寺院センターでは持てる知識や経験を余すことなく皆さんに還元できればと考えています。新しい活動報告も加えていく予定ですが、過去の寺報や日記コラムを順次公開していきます。書いた当時は寺院センター名義でなか ...
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柿の話
そろそろ柿の最盛期ではないでしょうか。あちらこちらに重そうな実をつけた柿の木を見かけます。普段、注意深く見ているわけではないので、この時期になると柿の木だったのかと気づかされることが多いです。柿はほん ...