【仏教用語/人物集 索引】

デリーの水事情

投稿日:2018年8月31日 更新日:

何度かインドに来ていたものの、住んでわかるインドの水事情。住む家によって対応の仕方は違うと思いますが、ちょっと前まで住んでいた我が家の水についてまとめてみます。

水は水道管を通って家の敷地に来ます。その地下には貯水タンクがあり、そこに貯められる仕組みです。我が家は4階建ての2階部分を借りているのですが、地下貯水タンクから屋上の我が家のタンクへ電動で汲み上げます。恐らく、他の階の屋上タンクも別々にあると思われます。

時間になったらスイッチを手動で押して(自動ではない)、水を汲み上げます。時間になったら・・・とは、毎朝7時~8時ごろ、毎夕6時~8時ごろに新鮮な(!?)水が地下貯水タンクに流れてくる時間です。この作業は他の階の方々もやっているので、地下貯水タンクの水が無くなれば、汲み上げることが出来ません。水道水には限りがあるのです。

屋上のタンクの水がもし無くなれば、家中の蛇口をひねっても水は出ません。そんなことが起こらないようにすることが日常です。今は夏なので、冷たい水を出したくても、日中は屋上で温められた“お湯”が蛇口から出ます。

水道管も、地下貯水タンクも、屋上タンクも古いらしいので、水道水をそのまま使うのは洗濯、食器の洗い物、手洗いなどです。その他は、台所に大きめの浄水機器が備え付けられていて、そこへは屋上タンクからパイプがつながっています。浄水機器を通した水を一端ペットボトルに貯めます(浄水機器には貯める能力がない)。それを食器洗いをしたすすぎ洗い、野菜のすすぎ洗い、口のうがいとすすぎ等に使います。

料理は浄水機器を通した水を使います。飲み水は浄水機器を通した水をさらに別のポット式の浄水器に通して使います。お風呂のシャワーヘッドは日本で買った浄水器付きのものを使っています。思いつく限り、こんなものでしょうか。日本で住んでいるとしなくていい作業難くさんありますが、空気を吸うのと同じくらい日常になりました。

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