柿の話

投稿日:2017年11月1日 更新日:

そろそろ柿の最盛期ではないでしょうか。あちらこちらに重そうな実をつけた柿の木を見かけます。普段、注意深く見ているわけではないので、この時期になると柿の木だったのかと気づかされることが多いです。柿はほんのり甘くて美味しいと思います。

今朝、寺の周りを掃き掃除していました。すると、柿の木の下にきのうの大雨の影響で葉っぱがたくさん落ちて、それを念入りに掃いていた時です。前ぶれもなく「ベチャ」という音が…。熟した柿が間一髪、私の前に落ちたのでした。あれが頭にでも落ちていたらと思うとゾッとします。柿の木の下の掃除は気をつけましょう!!

柿が落ちるのを見て思い出しましたが、京都嵯峨野に落柿舎というところがあります。俳人・向井去来(江戸時代)さんの住んでいた庵です。松尾芭蕉さんは、ここで嵯峨日記を書いたといわれます。なぜ落柿舎と名づけられたかというと、商人が柿の実を木ごと買い取り、すぐに代金を払いました。するとその晩、強風で実が全部落ちてしまったのですが、去来さんは代金の全額を返したことに由来するそうです。茅葺き屋根の庵が印象的な建物です。写真はその門前の風景で、見えにくいかもしれませんが柿の実がたくさんなっています。

とにかく、木になったままの熟した柿の実は危険です。道路に落ちると掃除も大変ですし、程よい時に収穫することを推進します。あちらこちらで柿の木があることを見ると、比較的、簡単に育つ木なのかなと思います。美味しいうちに食べましょう。

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