禅宗の流れ – 簡単な説明
お釈迦様の説かれた教えを仏教といいますが、お釈迦様から正しく伝えられた教えを正法といいます。禅宗では、その正法は28代目の菩提達磨大師に受け継がれ、インドから中国に伝わりました。菩提達磨大師より6代目の祖師に大鑑慧能禅師(638~713年)がいました。六祖慧能禅師とも呼ばれます。その慧能禅師より3代をへて、百丈懐海禅師(749~814年)は『百丈清規』で禅宗の規則を制定し、唐代のころより禅宗は叢林(寺院)の形態を整えていきます。「一日作さざれば、一日食らわず」という言葉は、百丈禅師の言葉です。慧能禅師の頃、南岳懐譲禅師(677~744年)、青原行思禅師(?~740年)の二大弟子がいました。数代...