しゃりほつ。じょうほうせかい。
舎利弗。上方世界。
うぼんのんぶつ。しゅくおうぶつ。
有梵音仏。宿王仏。
こうじょうぶつ。こうこうぶつ。
香上仏。香光仏。
だいえんけんぶつ。
大焔肩仏。
ざっしきほうけごんしんぶつ。
雑色宝華厳身仏。
しゃらじゅおうぶつ。ほうけとくぶつ。
娑羅樹王仏。宝華徳仏。
けんいっさいぎぶつ。
見一切義仏。
にょしゅみせんぶつ。
如須弥山仏。
にょぜとう。ごうがしゃしゅしょぶつ。
如是等。恒河沙数諸仏。
かくおごこく。
各於其国。
しゅつこうじょうぜっそう。
出広長舌相。
へんぶさんぜんだいせんせかい。
徧覆三千大千世界。
せつじょうじつごん。
説誠実言。
にょとうしゅじょう。
汝等衆生。
とうしんぜしょうさん。
当信是称讃。
ふかしぎくどく。
不可思議功徳。
いっさいしょぶつ。しょごねんぎょう。
一切諸仏。所護念経。
▼ 現代語訳
舎利弗よ。同じ様に、上方において、ブラフマ・ゴーシャ(梵天の音声ある者)と名付ける如来(梵音仏)、ナクシャトラ・ラージャ(星たちの王)と名付ける如来(宿王仏)、インドラケートゥ・ドバージャ・ラージャ(帝釈天の幢幡<はたぼこ>の王)と名付ける如来、ガンドゥーツタマ(最上の香りある者)と名付ける如来(香上仏)、ガンダ・プラバーサ(香りの光輝ある者)と名付ける如来(香光仏)、マハー・ルチ・スカンダ(大いなる炎のかたまりを持つ者)と名付ける如来(大焔肩仏)、ラトナ・クスマ・サンプシピタ・ガートラ(身体が宝の花で飾られた者)と名付ける如来(雑色宝華厳身仏)、サーレーンドララージャ(樹王サーラの王)と名付ける如来(娑羅樹王仏)、ラトノートパラシュリー(宝の蓮花の様に美麗な)と名付ける如来(宝華徳仏)、サルヴァールタ・ダルシャ(一切の意義を見る者)と名付ける如来(見一切義仏)、スメール・カルパ(須弥山の如き者)と名付ける如来(如須弥山仏)、
舎利弗よ。上方において、このような如来たちをはじめとして、ガンジス河(恒河)の砂の様に無数に在らす仏・世尊たちは、舌でもって、各自の仏国土をすっかり覆って、はっきりと言われる。『そなたたちは、この「不可思議な功徳の称賛」「一切の仏たちのすっかりまもるところ」と名付けられる法門を信じなさい。』と。
※このページは学問的な正確性を追求するものではありません。前知識のない一般の方でも「読んでみよう!」と思ってもらえるよう、より分かりやすく読み進めるために編集しています。漢字をひらがなに、旧字体を新字体に、送り仮名を現代表記に、( )にふりがなをつけるなど、原文に忠実ではない場合があります。
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