【仏教用語/人物集 索引】

スッタニパータ【第2 小なる章】3、恥

投稿日:0202年5月28日 更新日:

253 恥じることを忘れ、また嫌って、「我はあなたの友である」と言いながら、しかも出来る仕事を引き受けない人、彼を「この人は我が友に非ず」と知るべきである。

254 諸々の友人に対して、実行がともなわないのに、言葉だけ気に入ることを言う人は、「言うだけで実行しない人」であると、賢者たちは知りぬいている。

255 常に注意して友情の破れることを懸念して甘いことを言い、ただ友の欠点のみ見る人は、友ではない。子が母の胸に頼るように、その人によっても、他人によってもその間を裂かれることのない人こそ、友である。

256 成果を望む人は、人間に相応しい重荷を背負い、喜びを生じる境地と賞讃を獲得する楽しみを修める。

257 遠ざかり離れる味と平安となる味とを味わって、法の喜びの味を味わっている人は、苦悩を離れ、悪を離れている。

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※このページは学問的な正確性を追求するものではありません。前知識のない一般の方でも「読んでみよう!」と思ってもらえるよう、より分かりやすく読み進めるために編集しています。漢字をひらがなに、旧字体を新字体に、送り仮名を現代表記に、( )にふりがなをつけるなど、原文に忠実ではない場合があります。

なお、底本としてパーリ語経典の『スッタニパータ』を使用していますが、学問的な正確性を追求する場合、参考文献である『「ブッダの言葉」中村元訳 岩波文庫』を読むようおすすめします。なお、章題/節題は比較しやすいよう同じにしました。

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