ぶっせつぜーふーもんほんじー。
仏説是普門品時。
しゅちゅうはちまんしーせんしゅじょう。
衆中八万四千衆生。
かいほつむーとうどう。
皆発無等等。
あーのくたーらー
阿耨多羅
さんみゃくさんぼーだいしん。
三藐三菩提心。
(『観音経』終わり)
▼ 現代語訳
世尊がこの『あらゆる方角に顔を向けたもの(サマンタ・ムカ)』の章を説いている間に、そこに集まっていた八万四千人の会衆は、比べるものの無い、この上なく完全な悟りに到達したいという心を起こした。
以上で『正しい教えの白蓮』という教説における「あらゆる方角に顔を向けたもの」という観世音の奇蹟を説いた章は終わる。
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