一日奘問うて云く、「叢林の勤学の行履と云うは如何。」
示して云く、只管打坐なり。あるいは閣上、あるいは桜下にして常坐をいとなむ。人に交わりて物語をせず、聾者の如く瘂者の如くにして常に独坐を好むなり。
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『正法眼蔵随聞記』
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