無漏(むろ)

仏教を本気で学ぶ

無漏とは、人間の肉体的に外に漏れ出る不浄物がないことです。また、人間の精神的に煩悩のけがれのないことをいいます。汚れのないこと、煩悩のなくなった境地をいいます。つまり、修行者としての最終段階である阿羅漢果に達することです。有漏の対。

煩悩を無くし、人格を完成することを無漏や無尽(むじん)といいます。

梵語(サンスクリット語) anāsrava アナースラバ
巴語(パーリ語) anasava

・「その人の汚れは消え失せ、食物をむさぼらず、その人の解脱の境地にして無相であるならば、彼の足跡は知り難い。空飛ぶ鳥の迹の知り難いように。」(ダンマパダ 93偈)

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