【仏教用語/人物集 索引】

神奈川県横浜市中区の天台宗寺院

投稿日:2017年11月4日 更新日:

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慈音寺 天台宗 神奈川県横浜市中区山田町3-5

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神奈川県の特色 地域によって違いがあります

精霊馬や迎え火などは他の地域のお盆と同じですが、神奈川県では追加で「砂山」「砂盛り」「富士山」と呼ばれるものが作られることがあります。他では静岡県東部でしか見られない風習で、やぐらのようにしたり地面に直接盛ったりと、様々な形の「砂山」を見られます。「砂山」の上部には「アライアゲ」と呼ばれる細かく刻んだナスを里芋の葉に乗せて供えます。13日の夕方、砂盛りのそばで麦ワラやオガラを焚き、オショロウサン(ご先祖)を迎えます。そして、16日には再び、ここで送り火が焚かれ、「砂山」は先祖を迎え、送る場所となっています。
都市部では葬儀場が足りないので、神奈川県でも東京都と同様に民営の火葬があります。全国的にみると珍しいことだそうですよ。また、火葬場の順番待ちなどで通夜の日程が決まることも珍しくありません。よって、故人は住宅事情などの問題から、火葬場に併設されている冷蔵保管庫や葬儀社に預け、通夜当日まで安置するケースも多数見られます。
神奈川県では葬儀のあと、火葬場で荼毘にされた遺骨を安置しての初七日法要が行なわれる場合や葬儀引き続きの初七日法要も多くなってきました。県内では一部、葬儀の朝に火葬を先にする地域(南足柄市など)もあります。
神奈川県では、焼香に来た一般参列者にも通夜料理を振舞います。式場などで焼香をした後、係員が別室へ案内し、寿司やオードブル、煮物、そして酒などの飲み物が振舞われます。これは「通夜振舞い」と呼ばれ、一口でも箸をつけることが供養になるとされていますので、参列者が断ることはしません。
神奈川県に呼び寄せていた田舎の親が亡くなった場合など、火葬だけを神奈川県で行い、後日遺骨となって田舎へ帰った際、地元で葬儀を行うということも数多く見られます。火葬と葬儀をまったく別々の地域で行うということは、都市部ならではの現象でしょう。また、田舎で一人暮らしの親が亡くなった場合、田舎で葬儀までを済まし、遺族の住む神奈川県などの都市部でそれ以降の法要を行うことも増えています。

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