法昌寺 曹洞宗 神奈川県三浦市南下浦町菊名159
本瑞寺 曹洞宗 神奈川県三浦市三崎1-19-1
海蔵寺 曹洞宗 神奈川県三浦市三崎町小網代1508
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神奈川県の特色 地域によって違いがあります
精霊馬や迎え火などは他の地域のお盆と同じですが、神奈川県では追加で「砂山」「砂盛り」「富士山」と呼ばれるものが作られることがあります。他では静岡県東部でしか見られない風習で、やぐらのようにしたり地面に直接盛ったりと、様々な形の「砂山」を見られます。「砂山」の上部には「アライアゲ」と呼ばれる細かく刻んだナスを里芋の葉に乗せて供えます。13日の夕方、砂盛りのそばで麦ワラやオガラを焚き、オショロウサン(ご先祖)を迎えます。そして、16日には再び、ここで送り火が焚かれ、「砂山」は先祖を迎え、送る場所となっています。
都市部では葬儀場が足りないので、神奈川県でも東京都と同様に民営の火葬場があります。全国的にみると珍しいことだそうですよ。また、火葬場の順番待ちなどで通夜の日程が決まることも珍しくありません。よって、故人は住宅事情などの問題から、火葬場に併設されている冷蔵保管庫や葬儀社に預け、通夜当日まで安置するケースも多数見られます。
神奈川県では葬儀のあと、火葬場で荼毘にされた遺骨を安置しての初七日法要が行なわれる場合や葬儀引き続きの初七日法要も多くなってきました。県内では一部、葬儀の朝に火葬を先にする地域(南足柄市など)もあります。
神奈川県では、焼香に来た一般参列者にも通夜料理を振舞います。式場などで焼香をした後、係員が別室へ案内し、寿司やオードブル、煮物、そして酒などの飲み物が振舞われます。これは「通夜振舞い」と呼ばれ、一口でも箸をつけることが供養になるとされていますので、参列者が断ることはしません。