釈迦族

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釈迦族(しゃかぞく)

釈迦族とは、お釈迦様の出身種族の名前です。釈迦とは、シャーキヤ族、またはその領国のシャーキヤ国を指す名称でもあります。釈迦はシャーキヤを音写したものです。釈迦牟尼。釋迦族。梵語(サンスクリット語) Śākya シャーキヤ शाक्य巴語(パーリ語)・「姓に関しては太陽の裔といい、種族に関しては釈迦族といいます。王さまよ。私はその家から出家したのです。欲望をかなえるためではありません。」(スッタニパータ 423偈)<< 戻る
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オッカーカ王(イクシュヴァーク王/甘蔗王)

オッカーカ王とは、インド古代の伝説的なアヨーディヤー王で、日種の祖であり、釈迦族の祖です。また、コーサラ国もこの王の末裔を自称しています。漢訳仏典では甘蔗王(かんしょおう)と呼ばれます。『リグ・ヴェーダ』にも登場する英雄王で、話しをするとその口からたいまつの光のような光線が射したとされています。・「むかしカピラヴァストゥの都から出て行った世界の指導者(ブッダ)がおられます。彼は甘蔗王の後裔であり、釈迦族の子で、世を照す。」(スッタニパータ【第5 彼岸にいたる道の章】1、序 991偈)梵語(サンスクリット語) इक्ष्वाकु Ikṣvāku イクシュヴァーク巴語(パーリ語) Okkāka オ...
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マハーナーマ(摩訶男)- 釈迦族

マハーナーマ Mahānāma(巴) 摩訶男(まかなん) マハーナーマン Mahānāman(梵) 仏典には同名別人と考えられる人物がいくつか存在し混同されやすいです。マハーナーマは、釈迦族のドロノダーナ(斛飯王)、あるいはアムリトダーナ(甘露飯)のどちらかの太子で、兄弟にアニルッダ(阿那律)がいます。お釈迦様とは親類で従兄弟です。またお釈迦様が成道した後は在家の弟子になりました。ある日、パセーナディ王は釈迦族から妃を迎えたいと要請しました。断わった場合、釈迦族を攻めるつもりだったといわれます。釈迦族は他の民族とは婚姻しないという伝統があったともいわれ、その血筋の誇り高さから一計を案じ、マハー...
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アニルッダ(阿那律)

アニルッダ(Aniruddha、अनिरुद्ध)、阿那律(あなりつ)、阿㝹楼駄(あぬるだ)、アヌルッダ(Anuruddha)ブッダの従弟であり、十大弟子の一人で「天眼第一」といわれています。釈迦族のドロノダーナ(斛飯王)、あるいはアムリトダーナ(甘露飯)のどちらかの太子で、兄・マハーナーマ(摩訶男)の弟とされます。ブッダが故郷カピラヴァストゥ城に帰り、ナンダ(難陀)、ラーフラ(羅睺羅)がまず仏弟子となると、釈迦族の青年が次々と出家することになりました。アニルッダも兄のマハーナーマと相談して出家することになったといいます。あるいは、母親が兄弟共に出家させるのは忍びないので「バドリカ(跋提梨迦王...