仏教を学ぶ 庫院(くいん)
仏教寺院において、食料を置き、食事を調理するところを庫院といいます。庫裏・庫裡・庫堂・香積台・香積局・厨庫・庫下とも呼ばれます。庫院は食料に関することの他に、生活に関する居住施設や寺院の受付施設など総合施設になっていることも多くあります。また、禅宗寺院では七堂伽藍のひとつに数えられ、守護神として韋駄天が祀られていることがあります。(庫院 總持寺香積台)・「次に諸の知事、庫堂に在って商量すらく、明日甚んの味を喫し、甚んの菜を喫し、甚んの粥等を設くと。」(『典座教訓』2、心が整えば味も整う)<< 戻る