無憂樹とは、お釈迦さま誕生の花で、アショーカというマメ科の植物です。阿輸迦(あそか)の木とも呼ばれ、黄色から橙色の花を咲かせます。また、三大聖木の一つです。
臨月が近づいたお釈迦さまの母親であるマーヤ夫人は、生まれ故郷で産む慣わし通りに釈迦族の都・カピラヴァストゥ城からマヤ夫人の故郷デーバダハ城へと旅に出ます。その途中、ルンビニで休息をとられたところ、アショーカ(無憂樹)という木に咲いている花が美しかったので、1本の枝に右手を掛けられた時、お生まれになったのがお釈迦さまです。
マーヤ夫人が何の心配もなく安らかに出産したことから、後に無憂樹と名付けられたそうです。その名の通り憂いの無い木としてインドでは乙女の恋心をかなえる木、出産・誕生・結婚に関わる幸福の木とされています。
また、お寺にサルスベリ(百日紅)の木が植えられていることがよくありますが、無憂樹の花に似ていることから、その代わりに植えられていたといわれます。
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