【仏教用語/人物集 索引】

六欲天(ろくよくてん)

投稿日:2021年5月2日 更新日:

 
六欲天とは、天上界の中でも人間界に近い階層で、財欲・色欲・飲食欲・名誉欲・睡眠欲などの五欲を持ったものの住む欲界の6つの天界のことをいいます。六天ともいい、人間界に近い階層から記載すると次の通りとなります。

第1天 四大王衆天(しだいおうしゅてん)須弥山の中腹にあり、持国天増長天広目天多聞天四天王がいる場所。
第2天 忉利天(とうりてん)須弥山の頂上にあり、三十三天とも呼ばれる。帝釈天のいる場所。
第3天 夜摩天(やまてん)、焔摩天(えんまてん)ともいう。時に随って快楽を受くる世界。
第4天 兜率天(とそつてん)、覩史多天(としたてん)ともいう。内院と外院があり、弥勒菩薩が内院で説法をしている。
第5天 化楽天(けらくてん)、楽変化天(らくへんげてん)ともいう。自己の対境(五境)を変化して娯楽の境とする。
第6天 他化自在天(たけじざいてん)欲界の最高位。天魔波旬の住処。

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