アジャータシャトル(阿闍世)
アジャータシャトル、クーニカ・アジャータシャトル Kunika Ajātashatru、阿闍世(あじゃせ)、未生怨(みしょうおん)古い時代の仏典には「ヴィデーハ国王の女(むすめ)の子」という表現もあります。つまり、ヴィデーハ国から来た妃の子をこのように表現するのは、古代インドの習慣から来るもので、母系家族制の影響だと考えられています。アジャータシャトルは古代インドに栄えたマガダ国(現在のビハール州辺り)の王。父王ビンビサーラを殺害して王位を得た。しかし、アジャータシャトル自身も息子によって殺害されたと伝えられている。父王ビンビサーラを殺害したが改心しブッダに帰依するようになっていたため、ブッダ...