お線香(おせんこう)- あげ方、由来、宗派による違い

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お線香とは、香を焚くための仏具のことで、寺院や家で日常的に使われる他、法事や法要を行なう際、線香に火をつけて香炉に立てて、あるいは寝かせて使います。お線香により自身の匂いを法要に相応しい香りにし、この香りがするときには亡き人を思い出すきっかけにもなります。また、ここで紹介する作法について、宗派や地域によって異なるものとご理解ください。

三本立てる
・真言宗、天台宗(身・口・意の三業を清める三本で、手前側に一本、仏壇側に二本と逆三角形になるように立てる)、

・日蓮宗(仏・法・僧の三宝に捧げる、一本の場合もある)

・曹洞宗、臨済宗(二本を「迎え線香」として左右離して立て、手前中央に一本)立てる

一本立てる
・浄土宗

燃香(ねんこう)・・・線香を立てずに、線香は香炉の大きさにより一、二本を折って、火のついているほうを左にして灰の上に横に寝かして置きます。
・真宗大谷派、浄土真宗本願寺派

由来

線香の原型はインドで使われていた竹芯香(竹ひご線香で、中国、台湾などに伝わったものが、日本にも伝わりました。もともとは、細い竹ひごに線香の生地を練りつけて固めたもので、この竹芯香の製法が『御湯殿上日記』や『実隆公記』、『言継卿記』などの文献から、室町時代には日本に伝わり、現代の日本の線香の原型になったとされています。

はじめは輸入していましたが、国産線香の起源についても諸説あり、西川如見が1720年に著した『長崎夜話草』によれば、「伝え来たりて、長崎にて造りはじめ、人にも教えけるより漸く栄えたり。五島一官父子両名にて、線香造りしは、子一官にて、後清川某と日本名に改む。国姓爺が友として復習へ住みしもの也」とあります。

それらによると、五島一官(中国の帰化人、日本名が清川八郎兵衛)という人物が中国の福州から製造法を伝え、1667年頃に長崎で造り始めたと伝えられています。それが堺に伝えられたという話もありますが、堺では、それより前から造っていたという伝承もあり、はっきりしません。

現代、使われているような香料そのものを練り固めてつくられている線香はそれ以降ということは確かなようです。

お焼香

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