旦那とは、もともと仏教の言葉です。古代インドの言葉であるサンスクリット語の「ダーナ」の音写で、檀那とも書かれます。檀家という言葉も、布施という言葉も、ダーナから生まれました。意味は、与えること、贈ることです。
妻が夫のことを呼ぶ時に、古くは商家の主人のことを呼ぶ時に、「旦那」という言葉を使うことが多いようです。また、「若旦那」という言葉も時代劇にはよく出てきますし、お祭りを経済的に支えたり、街や村を経済的に支えたり、料亭などのお店をひいきにしてくれる客を「旦那衆」と呼んでいました。
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