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『普勧坐禅儀』15

いわゆる 謂わゆる ざぜんはしゅうぜんにはあらず。 坐禅は習禅には非ず。 ただこれあんらくのほうもんなり、 唯これ安楽の法門なり、 ぼだいをぐうじんするのしゅしょうなり。 菩提を究尽するの修証なり。 ...

『普勧坐禅儀』14

このふしりょうていをしりょうせよ。 箇の不思量底を思量せよ。 ふしりょうていいかんがしりょうせん。 不思量底いかんが思量せん。 ひしりょう。 非思量。 これすなわちざぜんのようじゅつなり。 これ乃ち坐 ...

『普勧坐禅儀』13

びそくかすかにつうじ、 鼻息微かに通じ、 しんそうすでにととのえて、 身相すでに調えて、 かんきいっそくし、 欠気一息し、 さゆうようしんして、 左右搖振して、 ごつごつとしてざじょうして、 兀兀とし ...

『普勧坐禅儀』12

みみとかたとたいし、はなとほぞと 耳と肩と対し、鼻と臍と たいせしめんことをようす。 対せしめんことを要す。 したうえのあぎとにかけて、 舌上の腭にかけて しんしあいつけ、 唇歯相着け、 めはすべから ...

『普勧坐禅儀』11

すなわちしょうしんたんざして、 乃ち正身端坐して、 ひだりにそばだちみぎにかたむき、 左に側ち右に傾き、 まえにくぐまりしりえに 前に躬り後に あおぐことをえざれ。 仰ぐことを得ざれ。 ▶ ...

『普勧坐禅儀』10

ゆるくえたいをかけて、 寛く衣帯をかけて、 せいせいならしむべし。 斉整ならしむべし。 つぎにみぎのてを 次に右の手を ひだりのあしのうえにあんじ、 左の足の上に安じ、 ひだりのたなごころを 左の掌を ...

『普勧坐禅儀』09

あるいはけっかふざ、 或は結跏趺坐、 あるいははんかふざ。 或は半跏趺坐。 いわく、けっかふざは、 謂く、結跏趺坐は、 まずみぎのあしをもって 先ず右の足を以て ひだりのもものうえにあんじ、 左の股の ...

『普勧坐禅儀』08

しんいしきのうんてんをやめ、 心意識の運転を停め、 ねんそうかんのしきりょうをやめて、 念想観の測量を止めて、 さぶっとはかることなかれ、 作仏を図ること莫れ、 あにざがにかかわらんや。 豈に坐臥に拘 ...

『普勧坐禅儀』07

それさんぜんはじょうしつよろしく、 夫れ参禅は静室宜しく、 おんじきせつあり。 飲食節あり。 しょえんをほうしゃし、 諸縁を放捨し、 ばんじをきゅうそくして、 万事を休息して、 ぜんあくをおもわず、 ...

『普勧坐禅儀』06

しんじんじねんにだつらくして、 身心自然に脱落して、 ほんらいのめんもくげんぜんせん。 本来の面目現前せん。 いんものじをえんとほっせば、 恁麼の事を得んと欲せば、 きゅうにいんものじをつとめよ。 急 ...

『普勧坐禅儀』05

ゆえにすべからくことをたずね 所以に須らく言を尋ね ごをおうのげぎょうをきゅうすべし。 語を逐うの解行を休すべし。 すべからくえこうへんしょうの 須らく回光返照の たいほをがくすべし。 退歩を学すべし ...

『普勧坐禅儀』04

いわんや、 矧んや、 かのぎおんのしょうちたる、 彼の祇園の生知たる、 たんざろくねんのしょうせきみつべし、 端坐六年の蹤跡見つべし、 しょうりんのしんいんをつたうる、 少林の心印を伝うる、 めんぺき ...

『普勧坐禅儀』03

たとい、えにほこり、 直饒い、会に誇り、 ごにゆたかにして、 悟に豊かにして、 べっちのちつうをえ、 瞥地の智通を得、 どうをえ、しんをあきらめて、 道を得、心を明めて、 しょうてんのしいきをこし、 ...

『普勧坐禅儀』02

おおよそ、とうじょをはなれず、 大都、当処を離れず、 あにしゅぎょうのきゃくとうをも 豈に修行の脚頭を ちうるものならんや。 用うる者ならんや。 しかれども、ごうりもさあれば、 然れども、毫釐も差あれ ...

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『修証義』(しゅしょうぎ)『正法眼蔵』対応版

『修証義』は、道元禅師の著わされた『正法眼蔵』から、その文言を抜き出して編集されたものです。全文を掲載し、文中にリンクを施している箇所は実際に『正法眼蔵』で掲載している箇所へのリンクです。元々どのよう ...

『法句経』ダンマパダ - ブッダ 真理の言葉

かの尊師・真人・正しく覚った人に敬礼したてまつる。 【 第1章 ひと組みずつ 】 1 物事は心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。もしも汚れた心で話したり行ったりするならば、苦しみはその ...

『坐禅用心記』123

じきにすべからくきゅうしさり、 直に須らく休し去り、 かつしさり、 歇し去り、 れいしゅうしゅうちにしさり、 冷湫々地にし去り、 いちねんばんねんにしさり、 一念万年にし去り、 かんかいこぼくにしさり ...

『坐禅用心記』122

ちんちょういぜんのしょうそく、 朕兆已前の消息、 くうごうなはんのいんねん、 空劫那畔の因縁、 ぶつぶつそそのれいき、 仏々祖々の霊機、 すうようただこのいちじなり。 枢要唯だ此の一事なり。  ...

『坐禅用心記』121

じゅうをたつののちにしりょうせずして 定を起つの後ち思量せずして いいぎをげんずるときは、 威儀を現ずる時は、 げんじょうすなわちこうあんなり。 見成即ち公案なり。 えごせずして 回互せずして しゅし ...

『坐禅用心記』120

あるいはほうたいみしょうふきいちねん 或は胞胎未生不起一念 いぜんにむかって 已前に向って あんりくふうせば 行履工夫せば にくうたちまちしょうじて 二空勿ち生じて さんしんかならずやまん。 散心必ず ...

『坐禅用心記』119

なおいまだやまざるときは 猶未だ止まざる時は いっそくせつだんりょうがんようへい 一息截断両眼永閉 のたんてきにむかって の端的に向かって たざくふうし、 打坐工夫し、 ▶ 次に進む & ...

『坐禅用心記』118

なおいまだやまざるときは、 猶未だ止まざる時は、 すべからくいっそくのこうあんを 須らく一則の公案を ていぜいしてこかくすべし。 提撕して挙覚すべし。 いわくこれなにものかいんもにきたる、 謂く是れ何 ...

『坐禅用心記』117

しんもしさんらんするときは、 心若し散乱する時は、 しんをびたんたんでんにあんじて、 心を鼻端丹田に安じて、 しゅつにゅうのいきをかぞえよ、 出入の息を数えよ、 ▶ 次に進む % ...

『坐禅用心記』116

こんすいしきりにきたらば 昏睡頻りに来らば まさにほつがんしていうべし。 応に発願して云うべし。 ごつしゅうすでにあつし、 業習已に厚し、 ゆえにいますいみんがいをこうむる 故に今睡眠蓋を被る こんも ...

『坐禅用心記』115

まさにしょうじじだいむじょうじんそく 当に生死事大無常迅速 なるにどうげんいまだあきらかならず、 なるに道眼未だ明らかならず こんすいなんぞせんとかんずべし。 昏睡何ぞ為んと観ずべし。 ▶ ...

『坐禅用心記』114

かくのごとくきんひんするも 是くの如く経行するも なおいまださめざるときは、 猶未だ醒めざる時は、 あるいはめをあらいいただきをひやし、 或は目を濯い頂を冷し、 あるいはぼさつかいじょをじゅし、 或は ...

『坐禅用心記』113

しかしてきんひんのほうは 而して経行の法は いっそくつねにはんぽなり。 一息恒に半歩なり。 ゆけどもまたゆかざるがごとく 行けども亦行かざるが如く じゃくじょうにしてどうぜず。 寂静にして動ぜず、 & ...

『坐禅用心記』112

なおいまださめざるときは 猶未だ醒めざる時は ざをたってきんひんすべし。 坐を起って経行すべし。 まさにじゅんぎょうせんことをようす。 正に順行せんことを要す。 じゅんぎょうしてもしいちひゃくこほに ...

『坐禅用心記』111

なおいまださめざるときは 猶未だ醒めざる時は てをのべてまさにめをぬぐい、 手を引べて応に目を拭い、 あるいはみをますべし。 或は身を摩すべし。 ▶ 次に進む ◀ 前に戻る ...

『坐禅用心記』110

ざちゅうもしこんすいきたらば 坐中若し昏睡来らば つねにまさにみをうごかし、 常に応に身を揺かし、 あるいはめをはり、また、 或は目を張り、又、 しんをちょうじょうとはっさいと 心を頂上と髪際と みけ ...

『坐禅用心記』109

じきにすべからくぼんのうをはだんして 直に須く煩悩を破断して ぼだいをしんしょうすべし。 菩提を親証すべし。 もしじょうよりたたんとほっせば 若し定より起たんと欲せば まずりょうしゅを 先ず両手を り ...

『坐禅用心記』108

ここにおいて 此に於て このふしりょうていをしりょうす、 箇の不思量底を思量す、 いかんがしりょうせん、 如何が思量せん、 いわくひしりょう 謂く非思量 これすなわちざぜんのようほうなり。 此れ即ち坐 ...



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