毘沙門天とは、須弥山(しゅみせん)の中腹に住み、帝釈天(たいしゃくてん)に仕え、夜叉(やしゃ)や羅刹(らせつ)といった眷属(けんぞく)を従えて北方を守護しています。妻は吉祥天女(きちじょうてんにょ)です。また、七福神や四天王として知られています。
ヒンドゥでは、クベーラという財宝神でしたが、サンスクリット語でヴァイシュラヴァナという呼び名もあることから、音訳されて「毘沙門」となりました。そこに、神や天を表す「天」という字が加えられ、「毘沙門天」という名になったといわれています。
ヴァイシュラヴァナ呼び名は、サンスクリット語で「よく聞く」という意味であることから、意訳されて「多聞天」になりました。日本では、独尊で祀られる場合には「毘沙門天」と呼ばれ、四天王として祀られる場合には、仏法を護持し、よく説法を聞くことから「多聞天」と呼ばれています。
像形は一定していないものの、その身は黄金色で憤怒の相、七宝の甲冑をつけ、左手に宝塔、右手に宝棒を持ち、戦勝の神とされます。
(七福神・毘沙門天東大寺金堂wikipediaより)
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