韋駄天は、韋駄尊天などとも呼ばれ、インドでヒンドゥーの軍神であるスカンダが仏教に取り入れられて、仏法の護法神となり成立したと考えられています。中国に入って道教の韋将軍信仰と習合したことから、特徴としては、剣を持つ武将で、唐風の甲冑を着ている姿が多いようです。また、足が速いとされる天部の護法神です。
俗説として、仏舎利(ぶっしゃり)を盗んだ捷疾鬼(しょうしつき)を追いかけて取り戻したということから、足の速い神とされ、足の速い人のたとえとして「韋駄天走り」という言葉もあります。また、韋駄天がお釈迦様のために方々を駆け巡って食物を集めたことに由来して、禅宗寺院では食料を置き、食事を調理するところである庫院などで、守護神として韋駄天が祀られていることがあります。
(韋駄天 wikipediaより)
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