【仏教用語/人物集 索引】

『坐禅用心記』53

投稿日:2023年6月15日 更新日:

しんもしあるいはしずむがごとく、
心若し或は沈むが如く、

あるいはうかぶがごとく、
或は浮ぶが如く、

あるいはもうなるがごとく、
或は朦なるが如く、

あるいはりなるがごとく、
或は利なるが如く、

あるいはしつがいつうけんし、
或は室外通見し、

あるいはしんちゅうつうけんし、
或は身中通見し、

あるいはぶっしんをみ、
或は仏身を見、

あるいはぼさつをみ、
或は菩薩を見、

あるいはちけんをおこし、
或は知見を起し、

あるいはきょうろんにつうりする、
或は経論に通利する、

かくのごときとうのしゅじゅのきとく、
是くの如き等の種々の奇特、

しゅじゅのいそうは、
種々の異相は、

ことごとくこれ、
悉く是れ、

ねんそくふちょうのやまいなり。
念息不調の病なり。

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※このページは学問的な正確性を追求するものではありません。前知識のない一般の方でも「読んでみよう!」と思ってもらえるよう、より分かりやすく読み進めるために編集しています。漢字をひらがなに、旧字体を新字体に、送り仮名を現代表記に、( )にふりがなをつけるなど、原文に忠実ではない場合があります。

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