ウパーリ

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ウパーリ(upaali、उपालि) 優波離(うばり)

ブッダの十大弟子の一人で「持律第一」といわれています。ウパーリはインドのカースト制度の中でも下層であるスードラの出身で、カピラヴァストゥ城、釈迦族を担当する理髪師をしていました。

ブッダがカピラヴァストゥ城に帰国し、ソンダラナンダ(孫陀羅難陀・そんだらなんだ)、ラーフラ(羅睺羅・らごら)が弟子となった後、アニルッダ(阿那律・あなりつ)、跋提梨迦(五比丘の一人とは別人)、金毘羅、婆咎、アーナンダ(阿難陀・あなんだ)、デーヴァダッタ(提婆達多・ダイバダッタ)の6人の諸王子がブッダの弟子となるらしいとの話を聞き、ウパーリはアニルッダに従いアヌピヤー村に向かいます。

ブッダのもとでウパーリより「ブッダよ、願わくば理髪師ウパーリを本日授戒の最初として下さい」との申し出があり、ブッダはウパーリを最初の授戒者としました。そしてブッダは「出家以前においては身分の違い、地位の高低など種々あるが、出家後はすべてその差別などはない」と述べ、儀礼に従い先に出家した者を順番に敬い礼拝するように命じられると、スードラ出身であるウパーリにも礼拝しました。これを見てブッダは「釈迦族の高慢な心をよくぞ打ち破った」と讃嘆しました。

ウパーリは戒律をよく守り精通する事から、教団における規律は彼によって設けられたものが多く、彼と遊行する者は、みな持律者であるとまでいわれました。ブッダ入滅後、マハーカッサパ(摩訶迦葉・まかかしょう)の提唱により、王舎城 (ラージャグリハ)・七葉窟において500人の阿羅漢を集めて開催された第一結集(だいいちけつじゅう)では、アーナンダが経を誦出しましたが、ウパーリは戒律を誦出し編纂の中心人物として活躍しました。

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