廣隆寺-京都府京都市右京区

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弥勒菩薩(みろくぼさつ)

弥勒菩薩は、ブッダの次にブッダとなることが約束された菩薩で、そのことから、弥勒仏、弥勒如来とも呼ばれます。梵名をマイトレーヤ、パーリ名をメッテイヤといい、音写して、弥勒となりました。意味は「慈しみ」(梵: maitrī, 巴: mettā)を語源とするため、慈氏菩薩(慈しみという名の菩薩)とも意訳されます。ブッダの入滅(にゅうめつ)後56億7000万年ののち、仏になると約束された菩薩です。阿逸多菩薩、アジタと記述される場合もあります。現在は、兜率天(とそつてん)で菩薩として修行・説法してますが、ブッダの入滅後56億7千万年後の未来に至ると、ブッダにかわって衆生を救済する為に、この世に出現すると...
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アルカイックスマイル

アルカイックスマイルとは、紀元前5世紀頃に作製された古代ギリシアのアルカイク彫刻の中に見られ、無表情の中でも口角を上げ微笑に似た表情のことをいいます。日本では飛鳥時代の仏像彫刻の顔に同じような微笑が見られます。広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像(みろくぼさつはんかしいぞう)、中宮寺の菩薩半跏像などもアルカイックスマイルと呼ばれ、ギリシアの特徴とよく似ていますが、両者の間に直接の関係はないと考えられています。(広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像)<< 戻る