平成時代

人物

高田好胤(たかだこういん)

高田好胤とは、法相宗の僧侶。薬師寺元管主。法相宗管長。分かりやすい法話により「話の面白いお坊さん」、「究極の語りのエンタテイナー」とも呼ばれ、そこから百万巻写経勧進の道を切り開き、失われていた薬師寺金堂の復興を発願し、金堂、西塔など薬師寺の伽藍の復興に道筋をつけるなど、薬師寺の再生に生涯をささげました。1500年の日本の仏教史上、百万巻もの写経勧進の導師を務めた僧は他にはいないとされ、高田好胤が唱えた写経の輪はその後、大きなうねりとなって全国に広がっています。生誕 1924年(大正13年)3月30日命日 1998年(平成10年)6月22日<< 戻る
人物

山田恵諦(やまだえたい)

天台宗の僧侶。第253世天台座主を20年つとめ、「比叡山宗教サミット」を開催、また一隅を照らす運動を推進した。行動的だったので「空飛ぶお座主」と言われた。比叡山開創1200年を記念した比叡山宗教サミットでは、カトリック教会のフランシス・アリンゼ枢機卿ら、世界の七大宗教の指導者24人が比叡山に集い、世界の平和を祈願した。NHK新大型時代劇『武蔵坊弁慶』(1986年)やNHKスペシャル『驚異の小宇宙 人体』(1989年)、大河ドラマ『炎立つ』(1993年~1994年)などテレビ番組の題字も手がけた。最期に「仏様が見える」との言葉を残して遷化した。生誕 明治28年(1895年)12月1日命日 平成6...