餓鬼幡(がきばた)- 施餓鬼幡、棚幡

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餓鬼幡とは、寺院などで行われる施餓鬼会(せがきえ)や施食会(せじきえ)、一般的にいう「おせがき」供養で使われる「緑・黄・赤・白・紫」の五色の幡(はた)です。施餓鬼幡(せがきばた)とも呼ばれ、施餓鬼棚(せがきだな)に飾られることから棚幡(たなばた)ともいいます。

棚幡と同じ音である「七夕」(たなばた)の歌には「五色の短冊~♪」と出てきますが、願い事を書いた短冊は何に付けますか?

そうです、笹ですね。餓鬼幡も施餓鬼棚の四隅に立てられた笹にくくり付けられます。現在は異なる行事として行っていますが、その様式は同じ起源を持つと考えられています。


(施餓鬼棚の竹と餓鬼幡)

餓鬼幡は宗派によって施餓鬼会の行い方が異なるため、書いてある文字や色のデザインも異なり、1枚に五色のものと、1枚ずつ色が異なるものなどがあります。餓鬼幡の中でも、中心に設置される五如来幡(ごにょらいばた)というものがあります。下記の五如来と、その両サイドには四天王の名があり、五如来の力によって身心は清められ、餓鬼道への恐怖が除かれるといった意味が込められています。


(餓鬼幡(曹洞宗などで使われる配置パターン))

多宝如来
多宝如来(たほうにょらい)は、餓鬼道に落ちて苦しんでいる者を救済して円満を願います。

妙色身如来
妙色身如来(みょうしきしんにょらい)は、「妙」は美しい、「色身」はからだを意味して餓鬼を救済します。

甘露王如来
甘露王如来(かんろおうにょらい)は阿弥陀如来のことで、苦しみを取り除き、身心を楽にしてくれます。

広博身如来
広博身如来(こうはくしんにょらい)は大日如来のことで、食べたくても食べれない餓鬼の飲食の苦しみを救ってくれます。

離怖畏如来
離怖畏如来(りふいにょらい)は釈迦如来のことで、餓鬼道の恐怖を慈悲で取り除いてくれます。

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