釈迦如来像(しゃかにょらいぞう) 

投稿日:2020年9月20日 更新日:

 
釈迦如来、釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)について、このページでは主に造像さた仏像としての釈迦如来像、釈迦牟尼仏像、釈迦仏像、釈迦像について書きます。如来とは悟りを開いた仏の姿で、釈迦如来像はすべての仏像の基本形といえます。

衣服は全身を覆う一枚の衲衣(のうえ)や大衣(だいえ)の布を着て、装飾品は身につけず、持物は何も持っていません。頭部は螺髪(らほつ)と呼ばれる髪型で、中央部は頂髻相(ちょうけいそう)・肉髻(にっけい)を表していて盛り上がっています。眉間には白毫(びゃくごう)があります。その他、原則として仏の三十二相(さんじゅうにそう)に倣っています。

釈迦如来の代表的な印相(いんぞう)・印契(いんげい)は、いくつかの形があります。右手を上げ、手を開いて指を伸ばし掌を見せる形を施無畏印(せむいいん)といい、畏(おそ)れることのない状態・力を人々に与えることを示す印です。これと対になることが多いのが、手の形は施無畏印とほぼ同じで、立像の場合は左手を下に垂らし、坐像の場合は掌を上に向け、膝の上に置いている形を与願印(よがんいん)といい、人々のさまざまな願いをかなえることを示す印です。例にあげた、日本で最も古いと言われる釈迦如来像も施無畏・与願印です。

腹の前で掌を上に向けて左手を下に右手を上に重ね合わせ、両手の指を伸ばし、両手の親指の先を触れ合わせる形を禅定印(ぜんじょういん)・法界定印(ほっかいじょういん)といい、瞑想状態、あるいは最高の悟りを示す印です。上記が代表的な印相です。他には、説法をするときを示す印を説法印(せっぽういん)・転法輪印(てんぼうりんいん)といいます。悪魔・煩悩に打ち勝つときを示す印を降魔印(ごうまいん)・触地印(そくじいん)といいます。

釈迦如来入滅後400年間は、法輪や菩提樹、仏舎利、仏塔が崇拝の対象であり、釈迦如来の造像は存在しなかったとされています。その後、経典や伝承などをもとに、誕生像、苦行像、降魔像、説法像、涅槃像などの釈迦如来の造像が行われるようになりました。坐像、立像など様々です。単独の仏像の他にも、釈迦三尊像や三世仏として寺院にまつられる場合が多くあります。
  

(釈迦如来像 飛鳥寺(法興寺))

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