仏教寺院において浴室とそのまま呼ばれることもあれば、浴司と呼ばれることもあります。特に、禅宗寺院では七堂伽藍のひとつに数えられています。『首楞厳経』(しゅりょうごんきょう)に記されている菩薩で、十六人の菩薩が風呂の供養を受けた際、忽然として自己と水が一如であることを悟ったことが記されてることから、浴室の守り本尊として、跋陀婆羅菩薩(ばっだばらぼさつ)が祀られている寺院もあります。また、三黙道場のひとつにも数えられています。
(浴室 泉涌寺)
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