仏教用語で使われる場合の眷属とは、仏・菩薩・天・明王などを取り巻くもののことをいいます。大乗仏教の世界で様々な仏・菩薩・天・明王などが登場するようになると、それぞれの場所で主となる仏・菩薩・天・明王を中心とした、親族のような関係性ができあがり、眷属となりました。
薬師如来の十二神将、不動明王の八大童子、千手観音菩薩の二十八部衆、四天王の八部鬼衆などです。
また、その眷属に、さらに眷属がいる場合もあります。例えば、十二神将にはそれぞれ7000の眷属が、二十八部衆にはそれぞれ500の眷属がいるとされています。
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