【仏教用語/人物集 索引】

不動明王(ふどうみょうおう)

投稿日:2021年4月16日 更新日:

 
不動明王とは、梵語ではアチャラ・ナータと呼ばれ、アチャラとは山のように動かないこと、ナータとは守護者・尊のことで、全体としては「揺るぎなき守護者」の意味を持ちます。五大明王・八大明王の一つに数えられ、大日大聖不動明王、無動明王、無動尊、不動尊ともいいます。また、ヒンドゥー教のシヴァ神の別名でもあり、大日如来の化身とされます。

姿は肥満した童子形で憤怒相を示し、身色は赤・黄・青黒色のいずれかです(写真の不動明王は青不動)。右手に宝剣、利剣、三鈷剣などを持ち、左手に羅索(けんさく)を持つものが多いようです。頭頂を七莎髻(ななしゃけい)に結び、頂上に八葉の蓮花をのせ、左肩に一弁髪を下げ、牙を出しています。

両眼を大きく見開いているもと、片方半眼のものとがあります。口は閉じて下唇の左のほうを外に翻しています。火焔光背(かえんこうはい)の炎は迦楼羅(かるら)の吐く炎、または迦楼羅そのものの姿であるとされ、迦楼羅焔(かるらえん)と呼ばれます。そして、大磐石(岩座)の上に坐像や立像の姿で現わされます。

「お不動さん」「不動の信念」「直立不動」

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