開蓮忌(かいれんき)
開蓮忌は亡くなられた日から数えて3日目に行なわれる曹洞宗や臨済宗で行う法事のことです。葬儀・告別式と同じ日に初七日をする傾向にある現在では開蓮忌を省略する場合が多いです。地方によって違うのですが、昔の風習では死亡日に通夜、翌日に葬儀・埋葬、三日目に法事(開蓮忌)をしたことから三日法事とも言われ、亡くなられた方を重ねて供養します。開蓮忌の起源は「釈氏要覧(しゃくしようらん)」に見ることができ、中国・北斎にて国王の家臣をしていた人物が自分の死に際、妻に自分の死後、雇人と馬を殉死させるように言い残して亡くなりました。ところが、殉死したはずの雇人の一人が生き返ったというのです。雇人の話では、亡き家臣は...