【仏教用語/人物集 索引】

スッタニパータ【第5 彼岸にいたる道の章】11、学生カッパの質問

投稿日:0202年5月28日 更新日:

1092 カッパさんがたずねた、
「極めて恐ろしい激流が到来した時に一面の水浸しの内にある人々、老衰と死とに圧倒されている人々のために、洲(避難所、拠り所)を説いてください。あなたは、この苦しみがまたと起こらないような洲(避難所)をわたしに示して下さい。親しい方よ。」

1093 ブッダ)は答えた、「カッパよ。極めて恐ろしい激流が到来した時に一面の水浸しの内にある人々、老衰と死とに圧倒されている人々のたの洲(避難所)を、わたしは、そなたに説くであろう。

1094 いかなる所有もなく、執著して取ることがないこと、これが洲(避難所)にほかならない。それをニルヴァーナと呼ぶ。それは老衰と死との消滅である。

1095 このことをよく知って、よく気を付け、現世において全くわずらいを離れた人々は、悪魔に伏せられない。彼らは悪魔の従者とはならない。」

⇒ 続きは 12、学生ジャトゥカンニンの質問 ⇒ 目次(はじめに戻る)

※このページは学問的な正確性を追求するものではありません。前知識のない一般の方でも「読んでみよう!」と思ってもらえるよう、より分かりやすく読み進めるために編集しています。漢字をひらがなに、旧字体を新字体に、送り仮名を現代表記に、( )にふりがなをつけるなど、原文に忠実ではない場合があります。

なお、底本としてパーリ語経典の『スッタニパータ』を使用していますが、学問的な正確性を追求する場合、参考文献である『「ブッダの言葉」中村元訳 岩波文庫』を読むようおすすめします。なお、章題/節題は比較しやすいよう同じにしました。

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